札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 35 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日はlia Style 35 Modelのコンセプトとネーミングについて。

前回のブログでもお伝えしましたが・・・
35Modelの建築地はオーナーSさまのご実家の庭の部分でご実家の隣という条件。

Photo-2017-04-17-09-53-39_3625

土地の分筆をしたのですが
最終的にとても変わった形となった100坪の土地。

表現にこまる形ですが(笑)
100坪もある大きな土地となっているので問題なく建てれます。

この条件下の中でlia Styleの特徴のひとつでもある
カーテンレスの住まいを構築しようとした時に問題が発生しました。

それは周りからの視線をどう遮るか、ということ。

35Modelは・・・
札幌市道からご実家への続く私道のようなアプローチに面してるのですが
ご実家には来客も多く、人がよく通るアプローチで
かつ、ご実家の庭に建つ住まいでもあるためご家族の出入りも多い状況。

今までなら、木塀などで視線を遮るなどできるのだけど
地続きとなるご実家もある状態で木塀などを立てるのはおかしいなワケで。

変形地とはいえ100坪と大きい土地なので
1階に家族団らんの間を配置し
奥さんが窓からみたいと言った北西に咲く桜を望むために
開口部の開き方を工夫することで視線を遮ることを
ノムラは考えていましたが・・・

とあるご主人の言葉がきっかけで、
シンプルに、合理的に視線の問題もクリアしながら、面白さのある
当初とは全く違う空間構築を創り、Sさまもご納得いただきました。

その、きっかけとなったご主人の言葉というのは・・・

北西側の桜の奥にご実家の倉庫があって
その前に広い広場のような空間があって
そこには家族や親せきなど人が多く集まる時があるのだけれど
その人が集まっているのを見るのが好きなんだよねっていう話。

来客や家族もよく通り、集まる状況下でのカーテンレスの実現と
ご主人がいった広場に集まる人の様子も感じることができるように
家族団らんの間を”あえて”2階にする決断をノムラがしました。

100坪の土地でわざわざ2階にLDKを?

という人もいるかもしれません。
けど間違いなくSさまにとっては最良の決断だと思いますね。

そのゾーニングをベースに
ご主人の趣味・タバコ部屋(笑)を構築。
↑奥さんはタバコの煙がとにかく嫌いと言うことで必要でしたね。

奥さんが大切にしている本に囲まれたいという想いを実現したロフト。

元気な猫たちのためにキャットウォークとして梁を通したり
年老いた犬のため配慮だったりと
Sさまにとって大切で楽しい要素が空間で表現されています。

更に・・・
奥さんが見たかった桜も美しく空間に取り込むだけではなく
ご実家の庭に植えられた樹木の中でも大きく
紅葉が綺麗な木にノムラは注目し
その木を望む豊かさ、その彩りも35Modelの美しさとして取り込んだ住まい。

Sさまの心地よさや嬉しさ、楽しさを全て表現したのが35Modelなんだと思います。

すごく良いですよ!

そんな35Modelのネーミングですが・・・
今までとは全く違う感じとなります。

軽く説明すると・・・
lia Styleブラントを立ち上げてから「家」って感じは何だか器しかないような気が
ジブ的には勝手にしていて
「住まい」って言葉を意識的に使っていたし
Proto以外の新築のプロジェクトには
○○の住まいってネーミングをするくらい「住まい」って言葉に拘ってました。

今回・・・
いつものようにネーミングを考え、ノムラにプレゼンをしたのだけれど・・・

ノムラ「いや~、ネーミングは良いけど響き的にも”住まい”っていらなくね?」

という衝撃的なヒトコトが・・・

ジブ「いやいや、今まで拘って使ってきたんだよっ!!!???」

当たり前です。拘ってきたのだから。大切なとこだろう!って思うワケです。
そんなジブの気持ちを吹き飛ばすヒトコトをノムラは言いました・・・。

ノムラ「・・・既成概念だな。」

ジブの嫌いな「既成概念」という言葉を言われるなんて・・・。
心に傷を負い、ふて寝をし、朝起きて決断しましたよ。

・・・

・・・

・・・

35Modelには「住まい」ってつけないネーミングにしよーって(笑)

ケースバイケースですけどね。
「住まい」をつけるのも、つけないのもあった方が
ネーミングの可能性も広がるような気もするしね。
ここが今までと一番違うポイントです!

・・・ということで35Modelのネーミングですが・・・

35Modelは”縁”に溢れているプロジェクトで・・・
分かりやすいところで言うと
ご主人の実家の隣。祖父の土地に我が家を建てるという家族の縁。

その家族の縁があったからこそ、美しい桜や紅葉が望む事ができる
美しい住まいとなったという事実。

そしてSさまがlia Styleを知ったのは
とあるlia Styleオーナーが書くブログをみて、共感したという縁。

更に・・・
03Modelを体感しに来場してくれたのだけど
その日に限ってジブもノムラも打ち合わせや現場に出ていて不在。

「lia Styleとは縁がない」とSさまは思い
次に相談しに行ったのは
打合せしていた会社の提案に満足はできていなかったが
「せめてキッチンだけでも良くしたい」という思いから
lia Styleチームの家具の匠(笑)

結果、”縁がない”と思ったlia Styleだったのに
lia Styleの仲間に相談しに行ったという不思議な”縁”。

そしてそこで
家具の匠から絶対に「liaStyleと話をするべきだ」と説得され、
匠がSさまを連れて03Modelに来てくれたという
lia Style、家具の匠、オーナーという3者の縁。

35Modelは・・・
プロジェクトのスタートから美しい空間構築まで、常に“縁”に溢れているんです。

その35Modelの全ての”縁”を、気持ちを
そのまま表現したいという思いをこめて

lia Style 35 Model【enn(縁)】と名付けます。

Sさま、どうでしょう?気に入っていただけましたか?

35Modelは地鎮祭も完了し、今日から基礎工事が始まりました。
工事の進捗も楽しみですね!

次回はお待ちかねの模型編です。ご期待ください。

かなり長いブログになってしまいましたが・・・
暑苦しい何かを感じてもらえたら嬉しいです。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。