札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

55 MODELlibrary

思い出は、積み重ねるもの。
お気に入りの本を並べるように、
家族の思い出は増えていく。
家はその記憶を見守ってくれる。

CHECK IT OUT

本棚/本が好きという人なら憧れるであろう壁面の書棚。この住宅のシンボルになった。
ロフト/書斎デスクの上部にロフトスペース。屋根裏部屋のように子どもたちの冒険心をくすぐる。
デッキとテレビボード/外と内をつなぐ気持ちのよいカーテンウォール。テレビボードとウッドデッキの高さが揃う。

From Producer

図書館ではなくライブラリー。その意味の広がり。

断捨離という言葉が流行り、デジタル時代になっても、大切なモノを所有することは変わりません。本は読むものであり、ディスプレイにもなります。整然と並んだ背表紙は美しささえ感じます。棚は物理的な保管の役割も果たしますが、積層する記憶や思い出のメタファーでもあります。赤ちゃん時代に読み聞かせした絵本、流行の小説やビジネス本、プレゼントされた図鑑など、成長や年代に応じたさまざまな記憶にもリンクするでしょう。図書館を意味するライブラリーにはもともと「保存」や「保管」という意味もあります。その家族だけの日記のように出来事や気持ちをアーカイブしていく。家そのものが大きなライブラリーなのかもしれません。書棚の前には小さな書斎のようなデスクスペースがあり、その上には遊び心のあるロフト空間を配置。まさに楽しさを豊かさに変える象徴的な設計になったと言えます。キッチンの横にあるなんて常識はずれかもしれませんが、業界の常識にとらわれる必要はありません。

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。