札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 51 Model(2)-土地。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は、lia Style 51 Modelの土地について。

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51Modelの土地は住宅街の一角で
スペックとしては55坪の南向きという
一般的には好条件と言われるような、
既成概念的に言うと良い土地だと思います。

もちろん、そんなスペックが良いと思って
オーナーNさまは購入されていないし
僕もその理由でこの土地は進めてません。

今回のプロジェクトで色々とNさまとお話をして
手稲区か厚別区かという
札幌の両極端な東と西に離れたエリアが
Nさまにとっては良さそうという話にはなったのだけど

現在、手稲区にお住まいで
上のお子さんが小学生ということ、
あと真ん中の子や下の子との年齢差などを考えると
今の小学校の学区内での土地に絞った方が
今後10年は続く小学校への通学を考えた時に
最良だろうということになって

『今のお住まいと同じ学区に通う』

ことを一番の重要ポイントとして
土地を探すことになりました。

結論だけ言ってしまうと
良くあるような、良く聞くような
土地探しの条件のように聞こえるかもしれませんが

手稲と厚別を悩んだり
話し合ってから最終決定までに1ヶ月くらい
Nさまが悩まれながら決断されたもの。

小学校以外のことを考えたら
もうひとつのエリアの方を選択した方が
ベストのような気が僕もしたし
Nさまも同じように考えられていたと思います。

けど
その今後10年は続くお子さんの通学と
ご夫婦(特にご主人)にとってベストな条件とを
比較して、悩んで決断された思いは
やっぱり重たいもので、だからこそ僕も真剣に土地を探しました。

ただ、今回のエリアは僕がlia Styleのプロデューサーになる前に
10年近くハウスメーカーの営業として担当していたエリアで・・・

そのエリアの範囲は狭く、そして人気があり
かつ物件数が極めて少ないという場所でした。

そんな中、販売中の物件をみつけ
物件の仲介会社に有無の確認をしようと連絡したところ

「今日から金額、下げます!」

と言われ、慌ててNさまに連絡をし
Nさまは早急に物件の確認をしてくれて
即決で土地が決まってしまうという流れとなりました。

土地のスペックなどを理想とせず
「学区」と一番に大切にするものを明確にしたからこそ
Nさまがすぐにご判断できたのだと思います。

けど、僕が土地探しで一番大切にしていて
絶対にしないといけないと思っているのがこれ。

「一番の根っこにある、何を大切にすべきか」

これを明確にすること。

多分、これはノムラが空間構築する際にも
大切にしているところなんだと思いますが
それらを明確にすることで

「どうして、この場所に住むことにしたのか」
「どうして、自分の住まいはこうなったのか」

をちゃんと把握することができるようになります。

これも「この場所に、この家族が住む意味」になると
僕は信じています。

そんな、最良な土地ですが・・・
住宅街あるある、ですが
お隣の車庫が土地ギリギリに建っていて
ちょっと気になっちゃうかもしれない感じ。

「大丈夫ですかね?」

とNさまも少し気になっている様子・・・

そんなNさまの不安な気持ちを解消するのに
僕がお伝えしたのは、常套句ですが・・・

「ノムラが空間を創るので大丈夫っす!」

とお約束の丸投げ(笑)
これはジブあるあるですね。

その丸投げに対するNさまの返答は・・・

「そうすね!大丈夫すね!いきます!」

ってNさまもノムラに丸投げ(笑)
そう、これがlia Styleのスタイルです(笑)

そして創られた空間は・・・
ネガティブな要素をクリアするというより
僕も全く気が付かなかった
この土地のすげーポイントをノムラは見抜き
そのすげーポイントを活かすために
空間を創った結果として
ネガティブな要素もクリアするという
なんか、すごい感じ(笑)

もちろん、そのすげーポイントを
Nさまご夫婦も共感してくれたことが大きいし
ご提案した部分も受け入れてくれたということも大きいですね。

けど、何て言うか
こういうのが、良いよなぁ!って
こういうのが、楽しいんだよなぁ!って
心から思うんですよね。

51Modelは・・・
50Modelのひとつの”岳”を上った後に
新たにlia Styleが進み、登っていく道しるべのような存在。

特に、ノムラが土地を読み解いたポイントが凄い。

これは次回のコンセプトワークとネーミングの時に話します。

進捗をお楽しみに。

さぁ、次はコンセプトとネーミングだ。大変だ(笑)

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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