札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 25 Model(3)-ネーミングとコンセプト

こんにちは。ジブですm(__)m

今日はlia Style 25 Modelのネーミングとコンセプトについて。

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少し話が長くなるんですが・・・
25Modelは今までのプロジェクトにはない空気感でスタートしました。

lia Styleの住まいづくりは会話することから始り
オーナーと僕たちが一緒に共有できる“何か”創造し
その“何か”をベースに空間構築していくのが流儀。

25ModelオーナーのMさまは
lia Styleの住まいづくりに共感してくれて
一緒に住まいづくりすることをご決断いただいたまでは今までのプロジェクトと同じ。

今までのプロジェクトとの違いは・・・
Mさまと会話進めていくほどに“ふんわり”“やんわり”とした空気感に包まれた感じになり
明確な“何か”が全く創造することができなかったのです。
・・・けど不思議なコトにそれが嫌じゃない。

「似たもの夫婦」とは思えないし、ご夫婦の趣味も性格も全然違う。
けど・・・2人は似ている気がする。

ご夫婦ともにお互いがお互いを想い
虚栄心も自尊心(=エゴ)を全く感じないすっごく自然体な人柄。

その何だかちょうどいい夫婦の感じ
“ふんわり”とした距離感を空間として表現したい・・・いや表現して!という
抽象的な言葉とジブの勝手な想いがコンセプトワークとなりました(笑)

その抽象的なコンセプトワークで本当にプランができるのか・・・と
Mさまが心配しちゃうくらい(笑)

ノムラ・・・無理難題を・・・本当にごめん。。。
心の中で本当にそう思っていました。

その無謀なくらいのコンセプトワークをベースに創造された空間は・・・
ノムラがこの土地をみた瞬間から気がついた
あるモノを望むのが豊かさのひとつとなっています。

そのモノは・・・
実はご夫婦が子供の頃、ご実家から各々が何となく望んでいたモノ。

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それは“山”。

ご夫婦は手稲山を全く違う方角から望んでいたらしく・・・
手稲山の形がどうとか、どっちが正面だとか、そういう話に発展していきましたが(笑)

ご夫婦が出会う前から同じモノを望んでいたという
思い出を共有できるのは素敵なことだと思うし
違う山だとしても、これから一緒にずっと暮らす住まいから
例たとえ、その山が少ししか望めなかったとしても
けど、子供の頃に望んだような風景をも望めるのは幸せだと思うんです。

こういう要素は住まいづくりにすごく大切だと僕たちは考えています。

だからこそ・・・
そのちょっとした幸せの実現のためにこの住まいの開口部は工夫されています。

あとはマンションや隣家の窓に囲まれている土地で
いかに心地よく暮らすことができるかの追求。
ご夫婦が何となく発した言葉から創造されるコトをどう具現化するかという検討。

結果・・・
創ったノムラが唸るくらい・・・
かなり窓に特徴があり、ダイニング周りも必見のマニアックな住まいになったと思います。
そして空間の距離感がご夫婦の”ふんわり””やんわり”を表現しているような気がする感じ。

ジブも最初に見た瞬間に「これはイイ!」と感じましたね。
そしてMさまも住まいの空間をすぐ気に入ってくれました!

その後・・・
打ち合わせが進む度に感じたのは、やっぱりMさまご夫婦のちょうどいい感じ。

自分の意見を言わないって訳ではないのだけど
相手を思いやり、相手のことを考えた上での意見をお互いが話す。

そのバランスを・・・
ご夫婦を表現するとしたら“あうんの呼吸”という言葉が一番かもしれない。

もっと言うと・・・
Mさまと僕たちの関係性も“あうんの呼吸”という言葉で表現できるような気もしました。

抽象的なコンセプトワークだったにも関わらず・・・
ノムラが創った空間をMさまは、すぐ気に入ってくれて喜んでくれたこと。

そして・・・
その後の打ち合わせもMさまと僕たちは
きっと完全にお互い理解し合いディスカッションを重ねているからか
打ち合わせの進捗はlia Style史上最速かもしれません。

ほんと、それこそ“あうんの呼吸”。

何となく・・・
お約束のように国語辞典で「阿吽(あうん)」と調べると・・・

「阿吽」は・・・
2人以上が一つの事をするときに絶妙なタイミングや気持ちの一致を表す。
という意味でした。

語源は仏教の真言の1つで梵字において・・・
阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり
そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされたそうです。

また・・・
対となる物を示す言葉としても使用されるようになり、狛犬や仁王、沖縄のシーサーなど
一対で存在する宗教的な像のモチーフとされたとのこと。

いやぁ・・・
トリハダが立ちました。

そもそもね。
「阿吽」って言葉の意味を調べようって思ったコトもなかったし
意味は何となくみんな理解しているような言葉じゃないですか。

何にビックリしたかというと・・・

ご主人は・・・
とある漫画をみて北海道では望むことのできない“南十字星”に興味を持たれ
その“南十字星”を沖縄でみることができるのを知ったそうです。
そして沖縄に行くようになり、沖縄が大好きになったそうです。
結果、奥さまも沖縄が好きになったみたい。

まだ・・・
南十字星は見れてないらしいけれど(笑)

ほんとに沖縄が大好きで、ほんとは沖縄に家を建てたいくらい(笑)
という話を早いタイミングでお聞きしてたんです。
その話を聞いたノムラが自宅でみれるプラネタリウムの機器を探したくらい。

それが・・・
まさか・・・
「阿吽」という言葉から
“宇宙”と”沖縄のシーサー”というフレーズが出てくるとは・・・
全く想像すらしてませんでした(笑)

これは・・・
何か運命を感じちゃいますよね。

このプロジェクトは”あうん(阿吽)”という言葉で全てを表現できると思ったんです。

25Modelは・・・
ご夫婦の何だかイイ空気感を、”あうんの呼吸”の関係を
ずっとそのままで暮らしてほしいと思ってノムラが構築し、創った住まい。

きっとお子さんもご両親に似て同じ空気感をもつと思うし・・・
そうなったらご家族みんなが”あうんの呼吸”の関係を保つことができる・・・
そんな住まいを一緒に創っていると信じているし
そういう住まいをMさまに届けたいと思ってご提案しました。

そして・・・
Mさまと一緒に創る25Model自体が・・・
生き物ではないから言葉としては適切ではないけれど
ご家族の喜びや悲しみも包み込む”あうんの呼吸”の存在になってほしい。

また・・・
空間としては表現ができなかった
ご主人の大好きな星(宇宙)や
ご夫婦の大好きな沖縄への想いもこめて(笑)

lia Style 25 Model【A-unの住まい】

・・・と名付けました。

何だか鼻歌みたいな感じもするけれど
そのくらいの明るい感じでご家族で暮らしてほしいですね(笑)

あうん=阿吽=A-un

ネーミングも今までと何だか違う雰囲気になりましたが
それもこのプロジェクトらしいのかな・・・と。

・・・と言うわけで
lia Style 25 Model【A-unの住まい】の進捗をお楽しみに。

次回はお待ちかねの模型編です。

では。

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※注意書きにもありますが、素足でのご来場はご遠慮ください。靴下の着用をお願いいたします。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。