札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 34 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日はlia Style 34 Modelのコンセプトとネーミングについて。

DxO

前回(随分と前ですが・・・)のブログで土地についてご説明しました。

前回のブログは>コチラ<

向かい隣りが公園ということでヌケ感がすごくあるのですが
やっかいなのは真正面に丘のようなものが
しかも、土地の近くにあることでした。

2階くらいからの高さから覗かれる感じになってしまう高さ。

公園とはいえ・・・
どっかーんと大開口にすると、丘に登ると丸見え・・・。

確かに土地の条件としては公園はヌケもあって魅力的。
ずーっと丘の上に登り続ける人もいないと思う。
道路向かいが住宅という条件に比べたら、格段にいい。
開く方向としては、公園側がベストなのは明らか。

けど・・・丘が気になる・・・。

ということでノムラが選択したのは
公園側に”開く”ために軒と木塀で”閉じる”ことを選択。
それでも完全に視線を遮ることは難しく、
かつ丘の上に常時、人が居ないという前提もあり
庭に植木を植えることで、ほぼ視線を遮る方法で解決しました。

公園の隣だけど、公園に開く訳ではない。
けど、この立地だからこそ実現できた住まいとなりました。

空間構築は、オーナーIさまとの会話から
ご主人が読書などの趣味を楽しむところや
お子さんが勉強をするところなどが
家族団らんの間から
近からず、遠からずの距離感としたいという言葉を拾い取り
各々が居る場所がほどよい距離感となるように創造されました。

あとはご夫婦のキャラクターも
空間構築していく上で大きな意味があったと思います。

僕ひとりのイメージなんですが・・・

ちょっと暴走気味で、(lia Style的)マニアックなご主人に、
暴走するご主人を後ろから何だかんだ優しく見守ってくれる奥さん。

けど、ご主人はふとした時に気がつくのです。
「あっ!また1人で暴走してた!!」って(笑)

そして立ち止り、振り返ると
奥さんが笑いながら歩み寄る・・・という感じ。

Photo-2017-02-18-13-59-22_2973
↑34Modelの打合せは実は、キッチン打合せがスタートしてます・・・。

この全然ちがうキャラクターなんだけど
けどご夫婦の距離感がすごくイイ感じで、面白くて
そのご夫婦の距離感が空間として表現されている感じがします。

落ち着いた、重心が低い感じがするアダルト感満載の住まいだと思います(笑)

さぁ・・・
ネーミングについて話をしますね!

今回も苦しみました・・・。

漠然と・・・
公園と住まい、閉じることで開くということ、ご夫婦の関係、住まいと家族という
各々の関係性があってこそ成り立ったプロジェクトなんだぞ!っていうことを
ネーミングで表現したいと思ってしまって迷走しました。

何となくのテーマとしては「二つで一つ」的な感じ。

お約束のように漢和辞典、国語辞典などを駆使して探しましたよ。
グッとくる言葉を。

そして見つけました。

”比翼(ひよく)”という言葉を。

比翼の意味:
二羽の鳥が互いにつばさを並べること。”比翼の鳥”の略。

比翼の鳥の意味:
中国において、雌雄のつがいが一体となって飛ぶという想像上の鳥。
相思相愛。

グッときましたよね。

だって・・・

公園が隣だから大開口で開くイメージに対し、意味をもって視線を閉じることで
逆に開くことができ、豊かさがあるという「二つで一つ」。
夫婦の中の良さという「二人で一つ」。
家族のくらしのイメージがあってこそ住まいとなるという「二つで一つ」。
公園と住まいがつがいであり、夫婦もつがい。

・・・という文章が頭ん中に浮かんできてドキドキしましたよね!

・・・という訳でネーミングは
住まいと家族がつがいとなることで、公園などの立地条件を含め
家族がその場所に、その住まいに住まう意味となるということ。
そして、住まいと家族がつがいとなることで、
家族がずっと最良な住まいで笑顔でくらしてほしいという願いを込めて

lia Style 34 Model【比翼(ひよく)の住まい】と名付けました。

オーナーIさま、どうでしょう?
気に入っていただけましたでしょうか?

ちなみに・・・
34Modelの工事は週明けにスタートする予定です!

ネーミングが着工に間に合ったのは久しぶり(笑)
ジブ、よく頑張りました。。。

次はお待ちかねの模型編です!

お楽しみに。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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