札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 20 Model(2)-土地!

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は・・・
lia Style 20 Modelの土地について。。。

今更だけど20Modelって何だか感慨深いな(笑)

さて本題ですが・・・
20Modelの土地は前回のブログにも書きましたが
この土地のキーワードをならべると・・・

「狭い・細長い・日当たり悪い」

というある意味liaStyleらしい条件が揃っています(笑)

スペックでいうと・・・
約31坪で奥行きが6.9mしかなく、南東・南西ともに隣家が迫っている。
なかなか買い手がつかなかった理由も分からないワケではありません。

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南東方向を望む。

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南方向を望む。(隣家近い!)

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土地中央より北東側を望む。(病院の駐車場なんです!)

北東側のヌケ感はキモチイイ!
まぁ・・・けど小さいよね・・・
・・・ここに家って建つの・・・って普通なら言うのでしょうね(笑)

03Modelも13Modelも同じように言われてましたからね。。。

今回のプロジェクトの難題は土地の形状ではなく
オーナーMさまの必要要素にありました。
それはどうしても車を3台が駐車できるようにしなければいけないというコト。。。

土地のスペックとMさまの必要要素を考えれば
他の建築会社さんが「この土地は駄目です!無理です!」と言ったことも
全く理解ができないワケではない。

もちろん3階建にすれば?という答えは容易に思いつくけれど
コスト面を考えると・・・違う土地に2階建で建てたくなるかもしれない。

既成概念だけでこの土地を判断するとテンションがあがる土地ではないのは事実。

では・・・
Mさまが他の会社には「駄目」と言われた土地に決めたのはなぜか?
ソコがこのプロジェクトの一番大切な部分かもしれません。。。

実は・・・
Mさまの現在のお住まい(賃貸)は20Modelの近くなんです。

この言葉だけ聞くと「今の家の近くの土地」だけという理由で
決めたんだと思われるかもしれない。

全く違うとは言わないけれど
決断にいたるまでのプロセスがやっぱりあって
それが明確化されたからこそMさまも決めることができたんだと思います。

ただ今の家にから近いから決めたワケじゃない!

Mさまと僕たちが出会ったとき・・・

実は・・・
20Modelの建築地とは違うエリアで土地を探すことも視野に入れられてました。
この辺りはなかなか売り土地が出にくく・・・価格も高め。
目安としていた総体資金を考えても違う場所を検討した方が・・・

という雰囲気が体中から感じとれましたね(笑)

けど・・・
ご夫婦と僕たちと一緒に会話をして・・・
僕が率直に感じたのは・・・
やっぱり「今のお住まいの近くの土地を見つけるのがベスト」というコトでした。

今までのliaStyleオーナーの中には
始めのときに想像していた場所と全然違う土地で建てられた方は多いかもしれません。

自分のことだから自分がイチバン分かる。
確かにそうかもしれないけれど・・・
僕たちからすると自分のことだからブリンカーがついちゃって、視野が狭くなっちゃって
もしかしたら最高の土地かもしれない物件に気が付けない人が多い。

これジブの持論です。
僕の仕事はそのチカラが入って凝りまくった肩を柔らかくすること。
ブリンカーを外せれるようにすること。
だから土地探しも希望を聞くのではなく会話から始めるんです。

色々なことを会話して創造した価値観のなかで選択して結果
当初と違うトコロで建てただけであって
そこに妥協というコトバは一切ありません!!!!

同じように会話をMさまとしてココが最高!って共感できた場所。
それが今のお住まいの近くだっただけの話です。

一番はお子さんのコト。。。
共働きをされているご夫婦ということも考慮し
保育園への送り迎えやその時間、子供と過ごす時間の確保などなど
どう考えても他のエリアにはいくべきとは思えない。。。

また”豊かさ”とは何か・・・というお話しをしていたときも
”土地の大きさ”とかそういう面よりは
お子さんの送迎のことだったりとか・・・
”自分たちの趣味”以外のことは
お子さんのコトを多く話されていたのがとにかく印象強くあって・・・。。。

というコトを明確化した上で、お子さんのコトを大前提とした上で
ご夫婦各々の趣味をどう楽しく、気持ちよく空間として表現する。

この2点のバランスをどう構築するか・・・
これをコンセプトワークとしようという流れになりました。
その上で総体資金のことも考慮しながらコストバランスを整えたい。

・・・となると
土地のスペックという”既成概念”を全部捨て去った方が
Mさまご家族の”豊かさ”が増すよねっていう価値観が明確になりました。

その価値観などがハッキリとしてから・・・
あとはliaStyle的にはお馴染み(笑)の
暑苦しいお話しをいっぱいさせていただきました(笑)

何帖とか住宅や間取りとかのスペックではなく、住まいは空間として考えるコト。
土地の特徴(良くない条件)はそこに建つ住まいにとっての最高の特徴になり得るというコト。
小さい土地だから何もできないのではなく、そこでしかできないことが創れるというコト。

などなどなど・・・。。。

100点満点の点数を取ることができたら一番幸せかもしれない。
点数としては満点じゃなかったとしても
自分たちだけの価値観を付加することができたらボーナスポイントが加算されて
100点満点とかどうでも良くなりようなモノが創れる。。。

本気で僕たちはそう思っていてるのだけど
Mさまも僕たちの暑苦しい想いにきっと共感していただき・・・(笑)

「最悪の土地ってことは、面白いってことですね!」

という名言を残してくれました(笑)

ようこそ・・・マニアックの世界へ。という感じですね(笑)

「土地が大きい、小さい」ではなく
自分たちにとって最高の、愛着のある・・・
自分の子供が可愛いのは当たり前だけど
同じくらいの感覚で可愛くて仕方がない住まいを創れば幸せだよね。

いや~ドキドキしますね。

Mさまは今でも・・・
「いや~本当にこんな土地を買って良かったんですかね~(笑)」
って言われてますが・・・
手のかかる奴ほど可愛いよね!って言われているように僕は感じてます(笑)

僕たちにとっては最高に面白い土地に建つ
ドキドキ・ワクワクする20Modelの進捗にも注目ですよ!

土地に対する考え方など既成概念を吹っ飛ばすのチカラを持っているのは
この20Modelが一番かもしれませんね!

次回・・・ネーミングの発表です!
コンセプトのリード文では20Modelを一文字の漢字で表しています。
そして名前は・・・liaStyle史上・・・イチバン可愛い響きかもしれません(笑)

Mさま・・・お楽しみに!

ちなみに・・・

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先日、着工の立会いを行いました!
工事・・・はじまりますよー。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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