札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

63 MODEL窓景のある住まい

風景を設計しよう。
ロケーションがよくても、大きすぎる窓はいらない。
見たい景色を作るためには、外から見られない工夫も必要。
椅子に座って見えるいちばん美しい景色を想定した。

CHECK IT OUT

土間/非日常を味わう1階の土間スペース。一人でくつろいだり、友人を招いて食事をしたり。あえて役割を決めないことで自由を過ごす。
薪ストーブ/誰もが憧れる薪ストーブ。ぼーっと火を見つめたり、ちょこっと仕事したり、暮らしの豊かさを象徴する空間になった。
窓の仕上げ/時間によって変わる窓からの美しさ。その景色を眺めるために窓の位置を緻密に設計し、すっきりと仕上げた。

From Producer

窓を主役にするのではなく、
生活から見える景色を主役にする。

街並みや夜景、山の木々が見える場所に住みたい。高台に登ればロケーションがよくなるのは必然です。しかし良い土地を見つけることと、良い家を建てることはまた別の話。例えば、景色がよい場所にカーテンウォール=大きな窓を配置する。が、実際にそのまま設計すると、外から丸見えになってしまう。肝心なのは、どんな暮らしの中でどんな風景を見たいかを具体的に想像すること。この住まいでは、ダイニングに座ったときに見える街並み、そしてソファに座ったときに見える四季で変化する山の美しい風景を「主役」と設定。そこから逆算し、ちょうどいい窓の大きさや、下を歩く人からは家の内部が見えないよう窓の高さを決めることに成功しました。家を建ててみるとそれはあたりまえのように体感できますが、企画設計の段階でシミュレーションすることは意外と簡単なことではありません。同じ高さの脚立に登って撮影したり、角度を計 算しイラストイメージやミニチュアでオーナーと丁寧に合意形成する時間を設けたりもしました。

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。