札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

視察その4

こんにちは。ジブですm(__)m

むさくるしい男二人旅となった視察について・・・これで最後です。

犬島の「家プロジェクト」の視察です。

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直島から犬島までは高速船「サンダーバード」。
この響きには無駄に反応してしまうのが悲しいですね(笑)

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「犬島チケットセンター」はこの角度のフォルムが好きでした。
高速船からみるこの建物はインパクトありましたね。

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チケットセンター内の壁。
フォント、バランス、僕の好みでしたね。
色合い含め、どこかの何かでこういう雰囲気のモノを
lia Styleで創りたいなー。

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「犬島精錬所美術館」
三分一博志氏設計。

1909年に建設された「銅の製錬所」でしたが
銅価格の暴落などによって約10年で操業を中止し
再開することなく閉鎖した遺構です。

その近代化産業遺産でもある銅製錬所の遺構を活用し
環境負荷を与えないように自然エネルギーを生かした設計建築と
日本の近代化のあり方に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした
柳幸典氏のアートワークで構成されたプロジェクト。

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僕なんかが偉そうに語れるものはないけれど
住まいづくりという・・・
表現を変えれば「モノ売り」ではなく「モノ造り」の世界という領域に
魅力、楽しさ、苦しさ、厳しさを感じながら
lia Styleというブランドでオーナーや仲間と仕事をしている感覚からか・・・
建築の強さ、儚さ、何かひとつの事で良し悪しが変化する恐ろしさ・・・
何だかそういうモノを感じた気がします。

簡単にいえば・・・
「本質」の追求になるのだろうけど
その一言がとてもとても重たく、難しいモノだということを改めて感じた気がします。

lia Styleの住まいづくりに繋がる直接的なモノはないのかもしれないけれど
この気持ちは、きっと僕たちの住まいづくりにプラスとなるものを得たと思います。

話は変わって・・・
犬島の「家プロジェクト」とは・・・
アーティスティックディレクターの長谷川裕子氏と建築家の妹島和世氏による
企画展示を目的としたギャラリーを集落で展開するプロジェクトです。

妹島和世氏は新たな展示空間の創出にあたり
鑑賞する人と作品と島の風景が一体となるよう建物をデザインしたとのことで・・・

このコンセプトは犬島に行く前から興味をもっていました。
住まう家族、空間、外的要素となる土地やロケーションをどう一体させていくがを
僕たちも大切にし、ノムラが創りあげているのがlia Styleの住まいだから。

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「F邸」

アスペクト比、ボリューム感がとても可愛らしい感じ。
木塀の高さなどは内外観にとって絶妙で勉強になりました。
開口部周りのディテールは寒冷地ではできないモノだけど良かったです。

もともとの家屋の梁や柱を再利用されてました。
古いモノを何でもかんでも新しくすればイイって訳ではない事を
直島と同様に感じました。

この感じは・・・平屋じゃないと表現できないよなぁ。
平屋をやりたい!建てたい!創りたい!(笑)

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「S邸」

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「A邸」

「S邸」と「A邸」は・・・ジブは解析不能です(笑)

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「C邸」

ほとんどはかつてこの場所に建っていた築200年以上の家屋に
使用されていた松材をできる限り使ったそうです。

展示されているのは水糸で表現された光の線。
作品の一部は島民の皆さんの手によって編み込まれたとのこと。

島民の皆さんの手によって・・・ってとこが一番好き(笑)
この建物の1階の開口部はガラスは入ってなく
建具?雨戸?のようなものをはめる感じ。
その戸を収めている部分のディテールは
何かで使えると思いながらみてました。

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「I邸」

僕の勝手なイメージ。
きっとこの家にはハイジが住んでます(笑)
そんな感じ。

ちっちゃい。可愛い。

敷地内の庭には季節の変化を愉しめる花々を植え
島民の方々と協力しながら育てているそうです。

完全に花々があってこそ成立する空間でした。
内外観ともに。

シンプルな創りだったけど僕は犬島の中で一番好きでしたね。

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「中の谷東屋」

これは家プロジェクトとは違う・・・ざっくり言えば「休憩所」
この屋根をどうやってココまで運んできたのか・・・
継ぎ目があるか・・・
などなどマニアックな話が展開された場所(笑)

ラビットチェアが置かれていて・・・
座ってなんぼの休憩所。

屋根?軒?が切り取る木々たちはとっても綺麗で
ドロドロとしたジブのココロも洗われる感じです(笑)

あとは・・・
帰りの高速船を待っている間に
シーサイド犬島ギャラリーで一服。

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目地が通ってる、通ってないなどなど
うるさい、むさくるしい男二人がソコには居ましたね(笑)

そして・・・帰りも「サンダーバード」(笑)

直島に戻り、一時間待った後にフェリーで高松へ。

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高松は港町なんでしょうね。
飛行機とバスで着いた高松よりも
フェリーで着いた高松の方がデッカイ街なんだって実感できましたね。

取り留めのないブログになってしまったかもしれませんが
今年の視察についてはこれでおしまい。

感性を得たくて、建築とアートの聖地にのりこんで
間違いなく欲していたものを手に入れたと思うのだけど
なかなか感性という感覚はアウトプットするのが難しく表現しにくいですね。

ただ今後のlia Styleの住まいをみてもらえれば
きっと今回の視察で得た言葉では表せれない何かを感じてもらえれる
そんな気がしています。

自分自身にとってもメモのような内容のブログにお付き合いいただきありがとうございます。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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