札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

the 10th anniv. ~ブランド設立前(3)~

こんにちは。ジブですm(__)m

今日のブログは
先日アップした「ブランド設立前(2)」の続き。

「ブランド設立前(2)」を読まれてない方は>こちら<

2010年7月中旬・・・
北見のC社長の会社やモデルハウスを見学させていただいた日は
凄く天気が良くて、外は蒸し暑いくらいな感じでした。

最初に会社に伺ったのですが・・・

事務所がカッコよくて、羨ましくて
「カッコイイ・・・」って独り言をつぶやいたら

C社長に・・・
「お客様と打合せする場所なんだから、夢がないとな」
・・・と、ぐうの音もでないくらいな答えをいただきました。

当時の僕の感覚は、
「打合せはお客様のお宅で」という感じだったのですが
この会話以降、lia Styleは基本的にモデルハウスで
お客様と打合せをしています。

確かに”夢があった”方が良いし、
ちゃんと考えられた空間の良さや美しさを
説明しやすいのも事実なので。

その事務所は、カッコイイだけでもなく、夢だけでもなく
凄く落ち着く空間で、そして無垢の大テーブルが置かれていて
その触った感じなど、五感に伝わってくるものしかないって感じで。

事務所なのだけど
ダイニングで皆でいるような、そんな雰囲気を感じられて
その心地よさに、感動したことを覚えています。

この時、lia Styleはまだスタートしていなかったし
モデルハウスなども無かった時ですが
当時の本社ショールームの一画に
lia Styleの専用ブースを設けることを会社に交渉し
打合せ場所を用意する動きをしたもの
C社長のアドバイスからでしたね。

事務所ではその後、
カタログを見せてもらったり(頂いたり)
お客様に提案する建築模型を見せていただきました。

そう・・・
lia Styleの建築模型のスタートも
C社長が大切にされていることを見習ってのことです。

あと、無垢の大テーブルについても
そのテーブルを置く意味や意図を教えて頂き
その後、C社長のブレーンでもあった
家具デザイナーさんをご紹介いただき
僕たちも一緒にお仕事をさせていただくことになりました。

lia Styleのベースとなっている部分の多くに
C社長が関わってくれていました。

本当に感謝しかありません。

事務所見学のあと
モデルハウスも見学させていただいたのですが
正直、事務所で受けた以上の感動を受けました。

もう当時は”何が”っていうのは分からないけど
とにかく心地よかった。カッコよかった。
すげー、すげーってしか言えなかったけど
本当に感動しましたよね。

そして、そこで
初めてお会いした時に頂いたA4用紙10枚に書かれていた
住まいの考え方を体感することができたんですよね。

「あぁ、こういうことか・・・」

それはデザインとか、そういうモノではなく
家族団らんの間とはどういうことか、など
そこに住まうご家族の姿がイメージできるような感じ。

画像-238_DxO3
↑↑↑奥にはノムラの姿も・・・。

もう、色々と教えて頂きました。
C社長の話を真剣に聞いてましたね。

札幌に戻ってから
メンバーと色々な話をしたんですが
この時も、ノムラと同じ感覚で話していたことを覚えています。

ノムラは設計として
当時の僕は営業・・・いや、物事を伝える側の人間として
違う立場というか、違う役割なのだけど
同じものを見てイイと思い・・・共感していました。

正直、その頃はハウスメーカーのような手法だったのですが
ハウスメーカーあるあるで、営業と設計は大体、仲が悪いんですよね(笑)

その頃の僕とノムラは、仲は良くなかったと思います。
↑今も・・・かもしれないですね(笑)

けど、それでも同じものを見て、同じように良いと思ってた感覚だったので
必然的に、ノムラとしか話さないようになっていた僕がいましたね。

C社長のモデルハウスの感動をもとに
ノムラはまた01Modelの空間をどうするか、色々と考えたと思います。

これもまた、その当時の僕には理解ができなくて
けど悔しくて、大きな本屋さんに休みの日に朝から行って
夕方まで建築関係の雑誌を立ち読みしてました。

いや、買えよ。って言われるかもしれないですが
その中で良いと思ったのは買ってるんですよ。

ただ、とにかく理解できるようになりたかったんですよね。

あぁ、脱線しまくりですね。
大切なことが、もうひとつ。

見学の時、蒸し暑かったと書いていたのですが
モデルハウスは数日間、誰も出入りしていなかったらしく
”普通”なら蒸し暑くなっていてもおかしくない状況だったのですが
空気も心地よかったのです。

『FPの家』ということもあったとは思いますが、それ以上に。
C社長に”その理由”を聞いたところ・・・
換気と暖房のことについてお話を聞いて
とあるメーカーを紹介されました。

有名で、もちろん知っていた会社だったけど
価格などの面で、採用したことはなかったところ。

後日、ノムラがアポを取って
その会社の担当者と会うことができ、
01Modelに採用することになっていくのですが
この方から、更なる人の繋がりが生れていきます。
それは、もう少し後の話になりますね・・・。

その繋がりが
今のlia Styleの骨格となっていったのですが
そのタイミングが来たら振り返りたいと思います。

C社長の会社やモデルハウスで
コテンパンにやっつけられた僕は・・・

それ以降、価値観が全部、変わってしまいました。

分かりやすい例をお話すると・・・
この頃で住宅建築の世界に15年近く生きていて
それなりの実績を残してきたと思うのですが
実は、ほぼ建築現場に行ったことがありませんでした。

これも、住宅営業あるあるだと思います。
分業制だから現場に行く必要がなかったんです。
契約を取ることだけが、自分の仕事だと思っていたし
それで”実績”も”評価”もされていたから。

だから住宅のプロって顔をしておきながら
一番大切な現場のことなんて全く分からない。

恥ずかしくなったんです。
だから、どうしても、現場を少しでも知りたいって思って
ノムラにお願いして、毎日一緒に現場に連れて行ってもらってました。

ほんとに、ただ行くだけしかできなかったですけど。

そこでノムラや大工さんの話を聞いて、
色々と教えてもらうという日々を過ごしてました。

またその後、C社長とは
お約束のように電話をいっぱいさせていただいて
本当に色々な事を吸収させていただいたのですが

もう、ストーカーレベルだったと思います(笑)

そんな時に、C社長も凄いと思っている「建築家」の先生の
完成した住宅を見学しに行くから一緒に来ないか?とお誘いをうけ、

当時の僕は、「建築家」の先生の住宅を見たいのより
C社長と会いたくて、「行きます!」と即答したことを覚えています。

あの頃の自分を思い出すと、恥ずかしいですね。。。

そして・・・
2010年の8月上旬・・・
僕やノムラだけではなく
lia Styleの運命?空間までも影響を受けてしまう
もの凄く大きな出会いとなるのです。

C社長(オヤジ)と同等レベルの存在感の先生。
K先生との出会い。

オヤジと同じように、憧れ、尊敬、感謝しかない出会いで
オヤジと同じように、今も僕たちのことを心配し、可愛がっていただいています。

長くなってしまったので
K先生との出会い、
そして恥ずかしながら、住宅建築をみて
僕が初めて泣いてしまった日のことをを次回、書きたいと思います。

お楽しみに。

では。
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