札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 23 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日はlia Style 23 Modelのコンセプトとネーミングについて。
前回のブログで・・・
23Modelプロジェクトの建築地は・・・

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オーナーKさまが毎週、北側の遊歩道を散歩するようになっちゃって

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自分の土地を見てはニヤけてしまうくらいの土地だというのはお伝えしました。

このプロジェクトのコンセプトは明快で・・・

この桜並木をどう美しく空間に採りこむか。

このヒトコトに尽きると思います。

Kさまの住まいづくりは「他にはない何か」の追求から始り
それは変形地やロケーションといった要素となり
このロケーション、桜並木の四季の変化を楽しむことを
自分たちにとっての最高の豊かさと感じ
即決で購入を決めた経緯があるからこそ
コンセプトワークは必然的にロケーションへどう開くか
が重要なポイントになりました。

この土地とロケーションの関係性を読み解いていくと
今までのlia Styleのプロジェクトでいうと
10Modelの土地が同じような要素を持っている気がします。

こっちもイイな!

10Modelも土地に隣接するロケーションを空間に採りこんだ住まい。

そう・・・
lia Styleのプロジェクトの中でロケーションを採りこんだ住まいの中で
多いのが道路などを挟んだ向かいにロケーションがあるということ。

しかも今回は・・・

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桜の木も花も土地にはみ出てるくらい近いく、高さも高いという条件。

目の前にある大きな桜の木の全体を望むのがベストか・・・。
もしくは土地の形状からパース感を感じれるため桜並木を望むこともできる・・・。

いずれにしても
その美しさを空間に採りこむことが大前提なので
採り込み方が変わるだけで住まいの豊かさも一変することになります。
何をどう選択するか。
間違いなく贅沢な悩みです。

更に
Kさまとの会話のなかでもあった実用的に必要な要素やボリューム
そして遊歩道が近いために防犯や視線をどう遮るかなどの要素もあり・・・。

美しさと実用性のバランスをどう構築していくか。

もちろんその上でKさまご家族が
気持ちよく、楽しく暮らす上で必要な要素は何かを追求していきました。

家族がいつも居る場所からロケーションがみたい。
キッチンに立っているときに家族やロケーションがみたい。

例えばそんなヒトコトからでも空間を創るコトができる。

僕らの住まいづくりは”そんなヒトコト”の積み重ねだと思っていますし
23Modelもそうやって創造されたKさまにとって最高の住まい。

結果として・・・
色々なトコロで、色々な時に桜並木を望めることを幸せとし
ドキドキ・ワクワクするような存在でありながら居心地がいい。

簡単すぎるくらいに纏めると、こういうコンセプトになります(笑)

Kさまが豊かさとした桜は前回のブログでも書いたけど・・・
やっぱり日本人は大好きで
開花予想や開花したかどうか、満開になったとかニュースにもなっちゃうくらいで・・・

それはきっと遠くから見たらまるで地上に降りてきた花の雲のようで
その夢か現かわからない幻想的な姿に人は惚れ込み
決して鮮やかな「ピンク」ではないけれど
あの繊細で淡い「桜色」に染まっていることも愛され・・
また「純潔」「精神美」の花言葉通り、自己主張なんてせずに、さっと咲いてすっと散る
その潔さに日本人は好感を覚えるのだと思います。

侘び寂びの世界に通ずる日本人特有の感性なのかもしれません。

また・・・
桜は「出会い」や「別れ」、「成功」や「失敗」など
色々なことを例えるコトバとしても利用されていますし
桜を例えた歌なども多く存在しています。

それは両極端な例えでもあったり、儚く切なく感じだり
けどその中でも前向きになれるような凛とした姿を感じるような
強さを感じたりする気がします。

プロジェクトが完了し、Kさまがこの住まいに暮らしてから
きっと「出会い」や「別れ」、「良いコト、嬉しいコト」や「嫌なコト、悲しいコト」など
色々なことがご家族にとってあるだろうと思うけれど
変わらないのはその時のキモチを表すかのように変化する
一緒に時を刻む桜並木が隣にあること。

桜色に咲き、散り、力強い緑色の葉桜となり、美しい紅葉になったあとに散り
そして桜色となるように常に彩りを変えながら
一緒に悲しんだり、けど励ましたりしてくれる桜並木がいることでしょう。

それはきっといつかは思い出としてご家族は胸に刻み
同じ色や同じ風景を見て、感じた時にそのことを思い出すことができるでしょう。

これからずっと、どんな時も
窓から望む、刻々と変化する美しい絵のように切り取られた桜を感じ
昔を思い出したり、将来を想像したり、桜の回数で子供の成長を数えたりすることで
ご家族の日常に、春は桜色、夏は葉桜の緑、紅葉の赤、雪がもたらすモノクロの世界など
カラフルな彩りを加えてほしい。

そして・・・
桜を美しい絵のように空間に採りこむ窓をいつも望むことが
ご家族の共通の豊かさとなって、みんな笑顔になって
その笑顔が満開にずっと咲き誇るように暮してほしいという想いをこめて

lia Style 23 Model【桜絵窓のある住まい】と名付けました。

念のため・・・
『桜絵窓』はそのまんま『さくら・え・まど』と呼びたいと思います。

この空間のことを想像して思い描いた文字を組み合わせ創った名前です。
今までちょっと違うストーリーでつけた名前ですが・・・
Kさま、気に入ってもらえたら嬉しいです。

ちなみに余談になりますが・・・
今回、ネーミングで悩み、迷走してしまった原因は・・・
”桜”という字はどうしても使いたくて・・・
”木”という字もいいよな~と思ってた時に・・・

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桜が散った美しい遊歩道を見たときに何となく浮かんだのが

これは・・・”花道”だ・・・。

ここで頭の中で全てが繋がりました!

”桜”・・・
”木”・・・
”花道”・・・

はっ!!!!!????

『桜木花道』

はっ!!!!!????

『23M0del』

『23!マイケル・ジョーダン!』

もう運命感じちゃって『SLAM DUNK』から離れられなくなりました(笑)
これでご主人がバスケをやっていたら最高のオチでしたが・・・残念です。。。

ということでしばらく、全く名前が思いつかなかったんです。。。
全然関係ないですが、ただ誰かに言いたかっただけです。
分かって頂ける方が一人でもいたら嬉しいです(笑)

さて・・・
次回・・・
お待ちかねの模型編となります!

6月の第1週は
ジブとノムラは視察のため札幌から離れるので
恐らく6月第2週目に公開することになると思います。

お楽しみに。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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