lia Style 40 Model(3)-コンセプトとネーミング。｜札幌の新築注文住宅デザイン

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は40Modelのコンセプトとネーミングについて。

土地がかなり個性的な形（すごく細長い）ので
大前提としては、その土地に対して何を豊かさとするかといことを
会話をしながら構築していきました。

西向きの間口が狭い土地で、南側の建物（写真右）が３階建ての賃貸マンションという
既成概念的には日当たりが悪いといわれるスペックですが
lia Style的には既成概念なんて全く関係ないし（笑）
面白い空間が創れると思ったし、オーナーIさまもワクワクしていたし、
そして結果として最高に面白い、Iさまにとって最良の空間をノムラが創ってくれましたね。

Iさまが元々イメージされていたのは”平屋”。
一時期は郊外の大きな土地も検討されていたのですが
大事なのは家族団らんの時間ということに会話の中で明確化され
土地の価格との折り合いをつけながら
通勤時間もできるだけ圧縮し、家族団らんの時間を増やすことを大事にしたので
”平屋”は諦める方向になってました。

ただそのイメージにあった”平屋”に求めていたのは
ご夫婦の生活空間を１階にしたいというところが会話の中で明確になり
空間構築する上での絶対条件となりました。

結果として２階は子供たちだけのスペースとなり
２階の面積はlia Style史上最少面積となっています（笑）

絶対条件にプラスし、てIさまの生活として
ご夫婦や将来的には子供が家に帰ってきたときに
手を洗ったり、着替えたりする動線を創り生活スタイルを確立することだったり
お友達が遊びに来た時に男性陣・女性陣・子供たちが集まる場所を想像したり
今現在だけではなく、将来の生活をイメージしながら空間が創られました。

空間の豊かさのひとつの要素としては・・・
家族団らんの間から木がみたいという思いをご夫婦は持たれていたので
その思いに応えるべく中庭が創造されました。

Iさまの住まいはヒトコトでまとめると・・・

「家に帰ってきてからの家族の動線をシンプルにしながら、
家族みんなで、とか友達が来たときに気持ちがイイ空間で
ワイワイと騒いだり、夫婦二人でゆっくした時間を過ごしたいよね」

的な感じでしょうか（笑）

そんなIさまの生活を劇的に良くするであろう40Modelですが
ファサードがとても特徴的です。

個人的には何となく『トリケラトプス（恐竜）』に似てる気が・・・（笑）
もしくはガンダムに出てくる『マゼラン級戦艦』・・・（笑）

日当たりの悪い土地に建つ住まいの室内空間に明かりを取り込むために
40Modelは大きさは大・小あるけれど２つの尖った屋根を持った造形をしています。

その造形が美しさを際立たせます。

この特徴的なファサードもネーミングにたどり着いたヒントとなりました。
そんなネーミングを思いついたストーリーからお伝えすると・・・

最初の印象は「似たもの夫婦」というイメージだったオーナーIさま。

だけど会えば会うほど、会話をすればするほど、
時間を共有するにつれ、その印象はガラリと変わり
僕が笑ってしまうほど全く別のキャラクターなご夫婦なのが発覚。

見事なまでにご主人が拘るところ、奥さんが拘るところがほぼ一致せず（笑）