札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

”収納率”というコトバ。

こんにちは。
liaのジブですm(_ _)m

今日は・・・
とある方からご質問いただいた内容について。。。

ご質問いただいた内容をそのまま記載すると・・・
『lia Styleの住まいでは収納率は何%くらいを確保されてますか?』

率直にいうとlia Styleでの住まいづくりのなかで
”収納率”というコトバは全く登場してきません。

それぞれの部屋が何帖というコトすらも
全く登場してこないくらいですから(笑)

収納

一般的に”収納率”は8%くらい必要と言われていて
12%くらいあると満足度が高くなると本に書いてあるのを
ジブもみたことがあります。

そもそも”収納率”は住まいの延べ床面積に対し
収納の床面積がどのくらいあるか?
という数学で言う公式のような分かりやすくするための
目安のような感じ。。。

lia Styleはなぜ”収納率”というコトバに興味がないかというと・・・
オーナーとの会話の中で
”何を””どこに””どのくらい”モノを収納していくのかをしているから。

「大は小を兼ねる」ではなく「丁度イイ大きさ」を目指したいんです。

だって「大」は・・・
建築費も光熱費も固定資産税も掃除にかかる時間も「大」になるワケで
だったら本当にその大きさが必要かどうかを検討した方が
自分の身の丈じゃないけど丁度のサイズかどうか考えた方がイイ!って
思っているからなんですよね。

また収納を”床面積”だけを基準に創ると
想像以上に”使えない”っていう結論になっちゃうこともあるんです。

例えば・・・
ダンボールが10箱あったとして・・・
それを収納しようとした場合・・・

そのダンボールは床に並べますか?壁に積み上げますか?

恐らく壁に積み上げた方が良いハズです。

床面積が大きいけど天井が低い収納と
床面積が小さいけど天井が高い収納を比較して
どちらが収納量が大きい可能性があるか・・・
想像してみてください。

床面積が大きい収納は「人が通るスペース」をまず必要とし
更に天井が低かったとすると「積み上げる高さ」が減るので
スペースが広い割りに収納量が増やせない可能性が高いんです。

逆に床面積が小さい収納は「人が通るスペース」はほぼなくて
天井が高いければ積み上げることができるので
収納量も使い勝手も格段によくなるハズです。

僕が思っていて、lia Styleの住まいにご来場される方に必ずいうのは

『収納は・・・床面積ではなく壁面積を重視すべき』

というコト。。。

”収納率”というコトバに惑わされず
自分たちの収納すべきモノの特徴などを確認して
”何を””どこに”というコトを考えて
それに見合った収納の壁面積を確保するコト。

だからって天井が低い収納がダメってワケではなりません。
ただ「ソコに何を収納するのか?」っていうコトを考えた上で
その目的のために創った天井の低い収納は有益な存在になるハズなので。

ただ”率”だけのために天井の低い収納を創るのにはジブは反対です。

だったら・・・その低い天井のトコロで寝てみてください!
その方が楽しかったりします(笑)

楽しいよね。

既成概念に縛られずに先入観を持たずに
”今の自分のくらし”に向き合うことが大切なのかもしれません。

”率”などの目安に頼らず自分らしいくらしを想像した方が楽しいですよ。

これは僕の勝手な意見なので正解ではないかもしれないけれど
けど・・・こういう考え方で家族で話してみると違う世界が見れるかもしれません。

参考にしてみていただければ嬉しいです。
では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

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