札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 25 Model(23)-オリジナル家具(後篇)。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は・・・
lia Style 25 Model【A-unの住まい】のオリジナル家具の後編です。

まずはダイニングについて。

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25Modelのダイニングは、ダイニングテーブルをベンチソファが囲うような独特な空間。
このダイニングが生まれたきっかけは、前にもお伝えしてるかもしれないですが
オーナーMさまのヒトコトがきっかけとなりました。

「小上がりが好きなんです。」

ジブも長くこの業界にいるので
このフレーズは良く聞くものでした。

lia Styleをやる前のジブだったら・・・

「わかりました!小上がりつくりましょう!」

って会心の笑顔で答えていたと思いますが
lia Styleでは、そうはならないし、そうはしない内容です。

そこから「小上がりの何が好きなのか?」などなど
Mさまご夫婦、ジブとノムラの4人での会話が重要になっていきます。

僕たちが質問したら、Mさまが答え・・・
Mさまの答えを更に深堀するために質問し、また答え・・・
この繰り返しをしばらく続けていった時に

「居酒屋の小上がりの、あの囲われたような雰囲気が好きってことですかね?」

ノムラがその答えに気がつき、Mさまにこう聞いたところ

「そう!それ!」

間髪入れずにご主人が笑顔で答えてくれました。
要するにMさまは・・・

「小上がりがほしかったのではなく、居酒屋の小上がりなどにある囲われた感じ」

がほしかっただけ。
ただ、その何となくの感覚や思い、気持ちを
僕たちに伝える手段として、言葉として出せたのが”小上がり”という単語だっただけ。

けど昔のジブだったら、その単語だけをひろいあげて
意気揚々と小上がりのある家を造ってしまっていたと思います。

lia Styleが思う会話は、このことなんです。
オーナーの言葉を信じないとかではなくて
自分の感覚や思い、気持ちを伝えようとしても
伝える術がなかった、伝える適切な言葉をみつけれないこともあるだろうし
既成概念にそってしまい、何となく知ってる言葉を使っているだけということもあるかもしれない。

そこに気がつくことができなかったら・・・
その住まいにとっての豊かさを失いかねないですよね。
だからこそ、僕たちは会話を大切にしています。

一般的なお客様の要望は聞いてないかもしれない。
けれど、いっぱい会話することで頭にあるイメージや思いなどを超える
オーナーにとって最良の住まいを、最高に楽しい空間を創りたい。

僕たちがオーナーと会話することで
生まれるドキドキやワクワクを空間として表現しているプロセスを
25Modelのダイニングで一番、伝わるんじゃないかと思ってます。

Mさまは、こういうダイニングをほしいとは一言も言ってません。
けど、最高に喜んでくれているし、オープンハウスの時も、ご友人も
みんな凄くいいねって言ってくれているみたいですね。

「カフェみたい・・・じゃなく、もうカフェだよね」

そんな声も頂きましたね。
そしてその声が僕たちにとっても励みになりますよね。

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前置きが長くなってしまいましたが(笑)

Mさまと会話をすることで明確になった囲われた感じは・・・
ベンチソファの配置や背もたれの高さなどに配慮し囲われた感じを創りながら
カーテンウォールなどを配置し目線のコントロールをしながらヌケや広がりを。
また山を望むことができるようにと開き方にも配慮することで
オーナーの言葉とは全く違う、けどオーナーの言葉から連想された
最高に落ち着く、心地よいダイニングとなりました。

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リビングは後ろが階段スペースという部分に
テレビとAVボードを壁付にすることでヌケを感じるように創られました。

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お子さんが小さいこともあって
階段部分には子供用の扉を設置。

07ModelのオーナーTさまからご依頼があって
後付けした扉を25Modelでは竣工時から取り付けました。

お子さんが成長され、必要がなくなったときには取り外すことができるモノ。

仲間がいれば、色々なことができる例のひとつだと思います。

すっごく今日も長くなってしまいましたが・・・
lia Styleが大切にしている会話の重要性や
そしてどんな会話をしていて、何を目的にしているのか・・・
みたいなことを25Modelで感じてもらえたら嬉しいです。

では。

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それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。