lia Style 27 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は27Modelのコンセプトとネーミングについて。

このプロジェクトはオーナーKさまが
自分たち世帯と、そしてご両親世帯と家族みんなで一緒に過ごすことに真剣に向き合い
「みんなで楽しく、心地よく暮らすコト」が一番大切だと心から思ったことからスタートしました。

そんな当たり前のことを・・・なんて
言葉にするとね、誰もがそう思うかもしれないけれど
Kさまのソレは、簡単な言葉で表せれるような覚悟ではなかったです。

一緒に土地探しをした僕が一番感じたことだから。

Kさまがこの土地を自分たちにとって最良だと確信できた理由は・・・
ご両親が暮らすイメージがなんとなくできたという感覚。
言葉にしにくいけど、その感覚を生みだした街並みや地域の空気感。

間違いなく今までのlia Styleの土地探しとは少し違う感じ。

ただその土地は＞前回のブログ＜でもご紹介した通り
空間構築をする上で難しい要素が多数ありました。

何回もいうけど・・・だから楽しいのだけど（笑）

簡単にまとめると・・・
周りから覗きこまれるような土地で、かつ塀の高さなども制限されるエリアなのに
Kさまの夢でもあった”大きな開口”をどう実現させるか・・・
もちろんカーテンレスもどう実現させるか・・・

休みの日に心地がいい空間でゆっくりとした時間を過ごすことを想像した時に
覗きこまれるような立地条件だったとしても特にメインの開口は
隣家からの視線を気にならないように配慮しなければいけないという
室内と屋外のプライバシーへの解を求めなければならず・・・

また家族団らんの間でみんなが楽しく過ごせるようにと空間を創っても
みんなが常に一緒に居るワケではなく
各々が自分たちの時間をちゃんと確保できるように配慮した空間ではいけないという
家族間のプライバシーへの解も求めなければならず・・・

これらの複数の問題が相まって、確実に難解なプロジェクトでした。

その難解なプロジェクトに対し、ノムラが創造した答えは・・・
『中庭をど真ん中に創り、その庭を建物で囲い、その中庭に開く空間を創造する』という
『上から見ると、まるで”ロの字”』のような空間構築でした。

囲まれた中庭に開く大開口をもつダイニングを創造し
隣家からの視線も己の家によってブラインドされ、家族みんなの笑顔あふれる心地よい空間に。

中庭をど真ん中に配置したことでご
両親のプライベートスペースを家族団らんのスペースから切り離すことが可能となり
各々の世帯のプライバシーも同時に確保。

ど真ん中に配置された中庭は問題解決だけでなく豊かさもプラス。

家族団らんのスペースと、ご両親のプライベートスペースとをつなぐ
lia Styleでは珍しい廊下が存在するのだけれど
その廊下からも中庭を望むことができ、それはまるで古き良き時代の縁側のよう。

ヨダレがでそうです（笑）

住まいを”ロの字”で創造し、中庭をど真ん中に配置することで
心地よさも各々のプライベートも実現する空間が構築されました。

この建物で囲われた庭がこの住まいの象徴であり、豊かさとなっています。
だからこそこの中庭を何だか別の言葉で表現することによって
それがネーミングになれば最高！って思ったんですけどね・・・難航しました（笑）

色々と考え、いくつか候補があったけど何だかピンとこないまま数週間。
お風呂に入っている時にひらめきました！

そのひらめいた思考をそのままお伝えすると・・・

このプロジェクトは最初にも触れたように
家族とみんな一緒に楽しく、心地よく暮らすことを第一とした・・・
いわば『家族の輪』を大切にすることを優先されたモノ。

そして・・・
様々な難解への答え、Kさまの夢や暮らしを創造した結果として
それこそ『輪のように中庭を建物で囲う』というフォルムになった。

”家族の輪”を大切にしたいと強く願ったKさまと僕たちが
一緒に楽しく、真剣に向き合って創った結果として
”ロの字”という”輪”のカタチを連想させるのは偶然ではなく必然なのかもしれない。

”家族の輪”を願ったKさまの心が、”輪”を創造させる空間構築に導いた。
そんな気がするぞ！間違いなくそうだぞ！

この住まいは”輪”という漢字が似合っている！
Kさまの気持ちを含めると”輪の心”と表わせれる！

更に・・・
lia Styleらしい明・暗がつくる美しい陰影や空間の天井高さなどが相まった
重心の低い落ち着きのある空間は”和の心”とも言えるようなモノを大切にしているよな！？

んぁ！！！？

『輪の心』『和の心』と同じ響きの言葉で全てが表現できる！！！

そんなひらめき方でしたね（笑）

ここまで来るのに相変わらず長くなってしまいましたが・・・
やっとネーミングの発表です！

Kさまの”家族への輪の心”、そしてKさまが共感いただいた僕たちの”和の心”という
このプロジェクトの今までのプロセス全てへの思いを込めて

lia Style 27 Model【わごころ（輪心・和心）の住まい】

と名付けたいと思います！

Kさま・・・どうでしょう・・・。

次回は・・・人気コンテンツでもある【模型編】です！

Kさまに初めて模型を出した日のご夫婦の撮影会は
なかなかの光景でしたね（笑）

lia Style 27 Model【わごころの住まい】の進捗もお楽しみに！

では。

※隣の空き地には駐車しないでください。当社の管理地ではありません。