札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 33 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

やっと・・・
名づけの神様が降りてきました。。。

今日は・・・
lia Style 33 Modelのコンセプトとネーミングについて。
・・・と言いながら最初から話が脱線してしまいますが
11月29日にアップしたブログが
なんと記念すべき1,000個目の記事だったようで・・・
気がつくのが遅かったですね・・・。

1,000ってすごいなーって思ってしまいました(笑)
以上。。。

さぁ、1,001個目のブログの本題です!

33Modelの建築地は
既にお伝えしてますが間口が狭い南向きで
土地の面積は約44坪という条件。

一般的には間口の狭い南向きの土地は
玄関の位置やカースペースなどの関係もあり
プランが造りにくいかもしれません。

実際に33ModelオーナーHさまに僕がこの土地を紹介した時にも
その後の打ち合わせでも

「この土地は何でもできる!という土地ではない」
「土地の向き、形状もあって、やれることは制限される」

とハッキリと伝えてました。
そしてプラスして話したのが

「だからこそ、この土地でしかできない何かが生まれる可能性がある」

というlia Styleの今までのプロジェクトでも言ってきたフレーズでした。

とは言え・・・
Hさまが土地探しで第一優先したのは通勤時間の短縮であり
かつこの土地は相場より安価の土地ということもあって
それ以上の要素を土地に求めなかったという
Hさまと僕たちが共有した価値観もあり

「場所よくて、相場より安価で、変な形の土地で、面白くて最高!」

という考え方が基本ベースとなっています。
そしてそのベースに空間構築していく上でヒントになったのが
ヒアリングの時の会話であったご夫婦の好みというかイメージでした。

IMG_2523_DXO

オープンハウスで30Modelを体感したときの
あの明るさ、空間のトーンが抑えられた雰囲気が良かったということ。

リビング窓

09Modelや・・・

05

26Modelのように室内外が一体となっているような空間が好きというところなど・・・。

何だか抽象的のような、けど具体的なイメージですが
ご夫婦との会話をざっくりとまとめてしまうと・・・
ヌケてる感じも好きだけど、クローズされてるのも嫌いじゃなく
トーンが抑えられた落ち着いた雰囲気で暮らしたい!という感じ(笑)

lia Styleの施工事例をよくみてくれていたので
そういうヒトコト、フタコトをひも解いて話を広げながらヒアリングし
それが空間のキモとして構築されていきました。

あとは・・・
ご夫婦の距離感が近いのもHさまの特徴。
別々のことをしているときも、そこそこの距離感を保ちながら
けどお互いを感じながら暮らしているイメージがあって
(要は仲が良いご夫婦ってことなんですけど笑)
空間構築もそんなご夫婦の距離感も表現されていると思います。

ただ・・・
Hさまとの会話では大変?なトコロもあって

ご主人:「ビルトインガレージがほしい!」
奥さん:「建物の中に車庫があるっていやだ!」

など全く間逆なことを解決しないといけないなどもありましたが
そのお陰で面白い住まいになったと思います!

何だかコンセプトワークとしてはすごくフワッとしてますね(笑)
けどこのフワッとした感じが、ご主人が言い続けている印象的な言葉を
住まいとして表現できているのだと感じています。

その印象的な言葉というのは・・・

「浪漫がほしい」
「浪漫を感じられる家にしたい」

ということ。
これは一貫して、今でもご主人は言ってますね。
褒め言葉も「浪漫かんじるわー!」ですので(笑)

ファサードなどは特にご主人が「浪漫を感じる」ポイントだと思いますね。

そして・・・
この”浪漫”という言葉、意味、雰囲気をネーミングにしたいと考えて
完全に名づけに迷走した感じです(笑)

ちなみに・・・浪漫の意味を得意の国語辞典で調べると
「感情的、理想的に物事をとらえること。夢や冒険などへの強い憧れをもつこと。」

夢や冒険・・・これはlia Style的(ジブ的)に表現するとドキドキ・ワクワクかな(笑)
確かに住まいづくりは、冒険=宝探しのような感覚かもしれないですね。

会話を重ね、自分たちが暮らす上での豊かさは何か
心地よさは何かなどを探したり、創造したり、妄想したり・・・。

Hさまとの住まいづくりも
ご夫婦にとっての豊かさはどんなことなのか、
浪漫を感じることは何か(笑)、
暮らしを想像しながら
その豊かさや浪漫感じる空間を創るために
会話を重ねていったその行程は
まるで”宝探し”のようであり
見つけた豊かさが”宝物”なのだと思う。

「オープンハウスで感じた、あのトーンが低めの空間が心地よかった」
「施工事例の、あのプロジェクトの、あの雰囲気に浪漫を感じる」
「土地の間口の狭さ、その土地でしか実現できない住まいも浪漫」

笑いながら会話した全てが”宝探し”によってみつけた”宝物”。

33Modelは・・・
Hさまにとって”宝物”を集めて構築された住まい。

だからこそ33Model自体もHさまの”宝物”になるだろうし
そこで暮らす時間の全てが”宝物”となっていくでしょう。
そして宝物が増えていく年月が、Hさまにとっての冒険であり
ずっと「浪漫を感じられる住まい」になってほしい。

そんな願いをこめて・・・
”宝物”という言葉をネーミングにしたいけど
そのままだと微妙すぎるので色々と調べて
響きも可愛い言葉をみつけました!

それはアイヌ語です。
北海道だし、アイヌ語がピッタリです(笑)

アイヌ語で”宝物”は『イコロ』というそうです。

この住まいがHさまにとって『イコロ』となるように
そして過ごす時間の全てが『イコロ』となるように願いをこめて・・・

lia Style 33 Model【ikoro(イコロ)の住まい】と名づけます。

Hさま・・・どうでしょう??

Photo-2016-11-01-09-25-42_1958

地鎮祭から1カ月・・・。
ネーミングに時間がかかってしまいましたが・・・

さぁ、次回は模型の公開です!
浪漫を感じてもらいますよ。お楽しみに。

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。