今日は・・・
とうとう・・・
lia Style 34 Model【比翼の住まい】の模型を公開します!
写真は全て拡大できるので拡大してくださいね。
☆外観
・外壁材はメインとしてはガルバリウム鋼板の立平葺を採用。一部、初めて一文字葺を採用。
・ファサードの凹凸感やその佇まいは、今までのプロジェクトとは違うイメージ。
・liaStyle初となるカーポートが組み込まれ、ボリューム感のあるファサード。
土地が大きいため建築面積(ワンフロアの面積)は
今までのlia Styleの中でも大きい空間構築であり
各面でのボリューム感のみならず
ファサードの印象までも大きく変化しているのが面白い。
東に向かっては方流れ屋根の印象が強く
重心が低く感じられるが・・・
西に向かっては
下屋や2段となる本屋根など高さの違いがあり
ボリュームを感じますね。
様々な土地の条件や住まう家族の暮らしをベースに空間構築し
結果として表現されるファサードは
その土地に、その家族が住む意味を表していると思っていて
だからこそ、どのプロジェクトも全く違う印象になると思うのですが
34Modelは、より実面積以上の大きさを感じるファサードだと思います。
☆内観(1F)
・”団らんの間”となるダイニング・キッチンに開く床から天井までの大開口が気持ちいい。
この開口部から望むのは軒と木塀で切り取られた空と庭。
・吹抜けを採用せず、空間全体の重心を低くした空間は落ち着いた暮らしを演出する。
・リビング、ダイニングからみてテレビを置くスペースの奥側には
お子さんのスタディコーナー兼ご主人の書斎を配置。この程よい距離感が心地よい。
当初、オーナーIさまとヒアリングのときにはお子さんのスタディーコーナーは
リビングやダイニング、キッチンからも見えた方がいいねっていう内容で構築されたが
”見える位置”ではなく”お互いを感じれる雰囲気”とブラッシュアップされ・・・
一部、壁の上部にヌケを創ることで
お互いを感じれる同一空間とすることと
リビングやダイニングから見た時のヌケ感を増す効果を求められた。
スタディーコーナーもだが、34Modelはオーナーとの会話の中で
「家族の距離感」がテーマになっていきました。
「ちょうどいい」「程よい」
この言葉が”ちょうどいい”住まいだと思います。
そして、ネーミングの由来にもなった公園を望むのは
大開口から・・・と思われがちだが
リビング横にある”ソファに座ったときにちょうどいい”窓からも望むことができる。
ふと目線を外した時に窓から見える公園。
これは、同じような立地条件でしか手に入れれない豊かさ。
その豊かさをうまく空間に取りことがてきる・・・
ノムラの空間構築の妙だと僕は思っています。
ちなみに・・・
その開口を挟んだ上下に収納を設けることで
収納量のみならず、公園からの視線を制限しています。
これはリビング横の窓から室内をみたイメージ。
階段上部の吹抜けが空間のヌケにも繋がるのが分かる。
34Modelの模型の問題点(?)は
模型の中を覗くことができる窓がほとんどないこと(笑)
この写真しか撮れないのが何だか悔しい(笑)
☆内観(2F)
・2階はシンプルに寝室、子供部屋、フりースペース(最終的には子供部屋)を配置。
・子供が使うクローゼットは廊下に配置しているのが面白い。
子供の年齢、成人後など生活スタイルの変化に対応しやすい形かもしれない。
・バルコニーは布団などを干す実用的に使用するために配置。
屋根と壁で囲うため、外からは見られず雨にも影響されにくち創りとした。
階段からホールにかけての本棚でしょうか。
本が趣味のご主人。
実用的には使いにくい部分もあるのは事実ですが
自分が好きなモノをどこかに置きたい、飾りたい、という気持ちは
みんな分かると思います。
「が多いのでどこかに収納できるように・・・」
というご主人との会話からノムラが想像した本棚。
このご提案をしたときのご主人の表情は、きっと忘れないですね。
そして、結果としてそれが住まいの特徴のひとつになるということも
それも豊かさ、幸せに繋がるのではないでしょうか。
たかが本棚かもしれない。
けど、その本棚ひとつを楽しむことで創られる住まいは絶対に変わる。
こういう考え方がlia Styleの原点でもあり
皆さんに感じてほしいところですね。
この34Modelを通して、ご興味のある方は
僕たちとIさまが楽しんで創ったところを想像し、探してみてください。
そんなことを想像すること、探してみることだけでも
皆さんの住まいづくりが、もっと楽しいものになると思うので。
では。