札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

lia Style 48 Model(3)-コンセプトとネーミング。

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は
lia Style 48 Modelのコンセプトとネーミングについて。

土地については前回のブログでも書きましたが・・・

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このプロジェクトの土地は26坪という狭小地ということで・・・

”何でも、どんなことでもできる”

という土地ではないことをSさまにも伝えていたし
それを理解していただいてからの土地購入ではあったので

これからご家族3人でどういう暮らしをしたいのか
今の暮らしから変えたくないことはあるか
今の暮らしで困っていることはあるか・・・

などシンプルに今の暮らしをベースにヒアリングをし
そのSさまの暮らしが実現できる美しい空間を
ノムラが構築するというイメージでプランが創られました。

そこで出てきた内容を少しお伝えすると・・・

土地は小さいけど、できれば車は2台置きたい。(1台は来客用)
お子さんが小さいうちは、みんなで寝たり、ワイワイしたい。
できる限りだけど収納スペースを確保したい。
趣味のキャンプ道具なども置くスペースが欲しい。

などなど
本当にシンプルな言葉で伝えていただきました。

実用的な要素のみを話したという感じ。

その上で、家具は自分たちが拘って集めていた
今のものを使いたいなど空間の雰囲気の話などもしましたね。

コンセプトっていうコンセプトは表現しにくいというのは本音。

それでも一言で言うならば
実用的要素を満たしながら、美しい空間を創る。

という表現になるイメージですね。

ノムラが創る空間は、美しい。
これが大前提になっている打合せの流れでした。

ある意味、面白く、とても難しいプロジェクト。

ネーミングもコンセプトワークも似た感じなので・・・
今回は、もうネーミングにいきます!

26坪の土地、俗にいう狭小地に建つ48Model。

狭小地は、「どんなことでも」「なんでもできる」
という土地ではなく、確かに物理的な制限が多い。

だからこそ
ノムラのアイディアやインスピレーション次第で
その制限が最高の特徴となって
その土地でしかできない何かが生れる可能性が高い。

そして
その何かが生れる可能性を豊かさと思える感じ。
そのこと自体を楽しむという面白さ。

lia Styleの住まいづくりで一番大切なのは“会話”。

オーナーSさまとの会話の中で感じたのは
狭小地だからこそ、制限があるからこそ
シンプルに物事を整理し
ご家族に必要な要素を明確化できたような気がする。

その結果として
創られた空間は、Sさまご家族の
飾り気のない、あるがままの姿や生活
そして価値観などが空間として表現されたと感じている。

例えば

今は賃貸マンションでリビングの横の続き間で皆で寝ていて
同じようなリビング・ダイニングに続く部屋で寝れたほうが便利。

とか

キャンプ道具など片付けれる場所が欲しい。

などなど
シンプルな言葉で必要な要素を拾い上げ
美しく楽しい空間をノムラが構築してくれました。

その場所に、ご家族が暮らす意味を創りたい。
その意味を空間として表現したい。

いつもこの言葉を大切に
色々な会話を僕たちは積み重ねるのだけど

このプロジェクトは
狭小地だからこそ言葉をシンプルに積み重ねれたのだと思う。

この面では
逆に狭小地の方がメリットがあるのではないかと
認識させてもらった感じ。

唐突に話が変わってしまうけど・・・

素材本来の色を生かしたものを“生成り(きなり)”と呼ぶ。

その言葉には、あるがまま、自然な姿を尊ぶという
日本の伝統的な美意識が込められていると感じる。

このシンプルに積み重なれた
あるがままの価値観などによって創られた空間は
Sさまにとって“生成りの空間”と言ってもよいのではないか?

そんな気がしたのです。

そして
建築に係る仕事をされていたご夫婦は
ノムラが創ったシンプルで美しい空間に
飾り気のない自分たちの色を足していくのだと思う。
その飾り気のない自分たちの色も”生成り色“と表現できる。

そんな気持ちになったんです。

さらに
liaStyleの空間では、ゼオライトは“生成り”そのものであり
質感や素材を整えた空間自体も“生成り”の精神と表現できるのではないか?

むしろ、そう言いたい。思いたいと思ったんです。

日本の伝統的な美意識がこめられた“生成り”という言葉を
48Modelの質感や素材の良さ・・・

そして
Sさまご家族の心地よい暮らしを
具現化した美しい空間を表す言葉として相応しく感じ

そして
僕がこの言葉を
このプロジェクトで使いたいと強く感じたのもあり

lia Style 48 Model【生成り(きなり)の住まい】と名付けます。

どうでしょう?
Sさま、気に入っていただけましたか?

質の高い、美しい空間となる
48Modelの進捗をお楽しみに。
次回・・・
模型公開です!

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。