札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

3帖くらいの子供部屋(事例編)

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は子供部屋の事例について。
lia Styleの子供部屋の考え方については前回のブログをご確認ください。

前回のブログ『3帖くらいの子供部屋(考え方編)』は>コチラ<

lia Styleの子供部屋ですが・・・
竣工時にちゃんと子供部屋を造りこんだのは11Modelが初めてでした。

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本当に分けて使う必要が出た時に真ん中に家具などを置いて分けることをイメージしています。

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天井高さが確保できていたのでロフトベットも高めに設定し
ベット下に座れるくらいのイメージで

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引渡後に撮らせていただいた写真ですが、イメージが湧きますよね。
11Modelで階段部は本棚も兼ねていて

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手前を階段、奥が本棚という造りに。
このアイディアは・・・僕はすげぇって感動しちゃいましたね。
ノムラ・・・やべぇ・・・です。はい。

この11Modelの子供部屋は”寝る”ことを主としたスペースとなっていて
勉強については・・・

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キッチン横のスペースがスタディコーナーとなっています。
小上がりに座っても使用できるし、チェアも置けるようになっています。

また、ベット下に服が掛けられるようになっていますが
全てを収納するという発想ではありませんでした。
大きめなみんなで使うクローゼットを確保し
みんなが着替える場所を造っています。

あくまでも子供部屋は子供が”寝る”だけを考え
中学生や高校生になって、こもって勉強したいときはできるようだけはする。

子供が部屋にこもる理由を減らしていく作業をおこいましたね。
それでも11Modelの子供部屋は最近のlia Styleの多くの子供部屋より
スペースが大きいです。
けれど僕たちがオーナーと話し創ったこの子供部屋が
今のlia Styleの子供部屋における”考え方”のひとつとして確立されました。

15Modelの子供部屋は・・・

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11Modelよりもコンパクトで
ある意味、基本ベースとなっています。
このプロジェクトでは、当時はお子さんがまだお1人だったので
ロフトベットを造りこんだのは一部屋だけで
もう一部屋は将来的に家族が増えることを想定し
場所だけ確保しておいた形です。
ちなみに子供部屋のとなりにはご主人の書斎を創造。

lia Styleでご主人のための書斎や奥さまのスペースを創るときも
面積が小さいかもしれません。

「そこで何をしたいか、どうするか」

をちゃんと話し合って創造するからこそ
「大は小を兼ねる」というスタンスではなく
「ちょうどいいサイズ」を模索するスタンスが明確になったと思います。

15Modelも勉強は・・・

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子供部屋の前のスペースにあるスタディーコーナーでおこないます。
ご主人の書斎が隣なので・・・勉強はサボれないですね(笑)

子供部屋やスタディーコーナーのインパクトが大きかったのは
17Modelではないでしょうか?

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寝台列車と言われた3つ続きの小さな子供部屋。

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ベットしたにカウンターもあり、服もかけられます。
勉強は・・・

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スキップフロア部のスタディコーナーで。
3人のお子さんがいるプロジェクトだったので必然的に
色々なスペースが大きくなりました。

みんなで使う”みんなのクローゼット”は
寝室よりも大きい空間となっています。

子供部屋と一緒で寝室も「何をするか」がポイントになると思っていて
もし「寝るだけ」の部屋だったとしたら
本当にその床面積が必要なのだろうか?っていうのが
僕たちの考え方になります。

言ってしまえば、全ての空間で同じような会話になり
それぞれのご家族の、それぞれの空間を意味を持って創造していきます。

その場所の目的が明確になれば
その目的を達成するに必要な距離が決まってきます。

縦と横の距離が決まれば、結果として面積が確定するという感じ。
今回のブログも”3帖くらい”と帖数を書いてしまってますが
この目的をひとつひとつ明確にしていく作業をしているからこそ
lia Styleの打合せで帖数を説明することは、ほぼほぼ無い理由だと思います。

あっちなみに、子供が成長して家をでていったときに
こんな小さな部屋・・・無駄じゃないか?って思われる方も居るかもしれません。

部屋として見てしまうから、そう思っているだけかもしれません。
3帖くらいのスペースって、一般的に言う”アレ”のスペースの大きさに近くないですか?

”アレ”は・・・

お子さんが家から独立したら・・・
この子供部屋は、納戸ですよね。ベット部が棚になります。

逆に6帖とか大きなスペースを子供部屋として確保したとして
お子さんが独立した時に困りませんか?

夫婦二人でその大きな使われない子供部屋、何に使いますかね?

無駄に大きな空間は収納としては使いにくいですからね。
納戸として使うには6帖とかだと物が置かれていない面積多くなっちゃいます。

目的を明確にしながら、将来も想像することで
一番な形が見いだせたら最高ですよね。

あとは・・・
例えばお子さんが結婚して、家庭を築いて、実家に遊びにきたとき・・・
この子供部屋は2階建てベットになります。
3帖強しかないスペースだけど3人は寝ることができます。

もちろんlia Styleの子供部屋は絶対にコレ!って訳では無くて
全く違う目的とした子供部屋もあります。
まぁ・・・確かに小さな子供部屋の事例が多いんですけどね(笑)

ただ結果として大切なのは、帖数ではなく
その空間の目的を明確にすることなのではないでしょうか?

僕たちの子供部屋をみて、その大切さを感じてもらえたら嬉しいですね。

あと、先に話をした「大は小をかねる」は住宅にあてはめると
確かに「大は小をかねる」部分も多いとおもいます。
だけど”大”になると税金は高いし、必然的に暖房費がかかるし、掃除も大変(笑)
あとは施工費とかも、かな?

もちろん価値観ではあるけれど、見方を変えるだけで見える世界が変わります。

きっと僕たちのチームは、見方を変えるお手伝いをしているのかもしれないですね。
そして、それが既成概念に捉われない住まいづくりという道になっているのかもしれません。

・・・って偉そうに言ってますが、むちゃくちゃな事を言っても
その意味を冷静に正確に空間として表現できるノムラが居るから
僕も言いたい放題いえるし、実現できてるんですけどね(笑)

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。