札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

違和感 

こんにちは。ジブですm(__)m

もう1ヶ月くらい経ったでしょうか。。。
モデルハウスにご来場いただいたお客様とお話をしていた時のことです。
僕たちはダイニングが家族団らんの間だと考えているということをお伝えした際、
お客様から発せられた「今、流行りなんですよね」の言葉。

きっと、恐らく、どこかの” 物売りのプロ ”が
(言葉は悪いですが)安易に使ったのでしょう。
昔、僕もそうだったので理解できます。

ただ、なんだか違和感があって。
なんでこんなにモヤモヤするんだろうって思っていたのですが
「流行り」という言葉が、めちゃくちゃ刺さったんだなって気づきました。

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家づくりの考え方、つくり方、デザイン、選ばれるもの・・・
造り手と住み手の数だけ、存在していると思っています。
なので、僕たちが考えていることが正しいということではなく
家づくりってやっぱり、同じ方向を向くってことが必要だなと
改めて、整理ができたので、
ちょっとブログの記事にしてみようかなと思った次第です。

どう整理したかというと
「流行りって言葉と一緒に歩めない」っていうこと(笑)

誤解の無いようお伝えをすると
僕たち lia Style が大事にしている考え方があるように
他社さんも色々な考え方を持っておられる。
そもそもの価値観や方向性が違う、ということが大前提にあります。

“ 流行り ”とは、一時的なもの。
時代性みたいなものが反映されたりもするので
その言葉ひとつで解決しちゃう感じというか・・・
その奥に、その裏にある考え方や空間の使い方、
色々な住まいに対する思いとかを無視した
冷たい、悲しい言葉だなぁと感じたんですよね。

01Modelのネーミングは
「ダイニングから始まる住まい」ですが
絶対に、ダイニングを中心にした方がいい!!!!!!
・・・ということを言いたかったのでは、ありません。

既成概念でいう間取りのメインは
何がどうなっても「リビング」なんだと思います。
建築会社の多くの質問も
かなりの確率で、まず最初にリビングは何帖ほしいですか?って聞くし
お客様の多くも、まず最初にリビングは何帖ですか?と聞くと思います。

南側信仰って言葉もありますが
リビング信仰ってレベルくらい定着してますよね。

僕たちが言いたいのは、「そこ」なんです。

既成概念とか、雑誌などで見た家がどうだったか、ということではなく
自分にとって最良なのは、本当にそれなんですか?
リビングが何帖とか、必要ですか?
改めて「どんな暮らしをしたいのか」ということを
教えてもらう、考えていただくために、あえて問題提起をしたい感じ。

家族団らんの時間ってどんな感じなんだろう。
その時間が一番、確保できるのはどこなのだろう。

という思考の広げ方が大切ではないか、と思って
それが一番、伝わりやすく言えるのが
リビングやダイニングについて、だったという話で。
「リビングは、〇帖は欲しい」と考えられる方もたくさんいらっしゃると思います。
その〇帖の根拠となる、その広さが必要な理由、を僕たちは探ります。
なぜかというと、その数字が大きければ大きいほど
光熱費にだって跳ね返ってくる。掃除をする範囲だって広くなってしまう。
お子さんがいらっしゃるご家族の場合は、ご夫婦2人になったとき広すぎやしないか。
なので、たくさんの会話を重ねて「どんな暮らしをしたいのか」を伺います。

過去のブログでも触れていましたね。
~会話から始まる家づくり~コンセプトに込めた意味

僕たちが住まいづくりで実現したいのは
その場所に、その家族が暮らす意味を創りたい。
そういう最高で、最良の住まいを創り
ご家族が暮らす意味を空間として表現したい。ということ。

なので、何が何でもダイニングがメインだなんて考えていなくて。
例えば、「ダイニングはいらない」と言われたオーナーや
「床に座りたい」と表現されたオーナーもいます。
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大きなちゃぶ台(笑)に家族が集まる。それが家族の団らんの時間と考えられたオーナー。
床に座って、最高に気持ちのいい空間が創れます。
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lia Styleが理想とする住まいには
2つの観点が存在していると僕は考えています。

1つ目は・・・
「流行り」という一過性のものではなく
皆さんにとっての最良の暮らしを一緒に想像して
その暮らしが実現できる空間を構築するという観点。

2つ目は・・・
ノムラが考える、美しい空間を創るという観点。

この2つの観点を考えて、整え、構築する
そのバランス感覚の凄さが、僕が思うノムラの凄さですね。

ある意味、「流行り」って言葉も
僕たちが大っ嫌いな既成概念のひとつなのでしょうね。

僕はわからないことや、自分でうまく選べないものの場合、
それを販売している人に教えてもらいます。
僕が調べられる範囲で見聞きしたものが合っているかどうかわからない。
いいことも、悪いことも、なるほど!な話も
先入観無しにフラットな状態で聞いてから
自分にどうか、を考えるようにしています。

なので、できれば、色々と調べて情報でいっぱいになっちゃう前に、
先入観も準備もしていないフラットな状態で
モデルハウスに来ていただけたら嬉しいです。
もちろん、色々と調べられてからご来場いただいても大丈夫です!
来てくださったお客様ご家族にとって
「最高の我が家」な住まいづくりとなるよう、
一緒に、情報を整理しましょう。

もしかしたら
住まいづくりの価値観が大きく変わってしまうかもしれません。
土地を探したり、建築会社を探したり
今まで頑張った時間などをリセットしないと
いけなくなったりする、かもしれません。

費用や、予算、土地探しについても
僕が感じる” 違和感 ”は存在しています。

僕は、その違和感を皆さんにお伝えして
お客様自ら、その違和感に対峙してただくのが
自分の仕事だと思っています。

もちろん横や後ろや前から
引っ張ったり、押したり、お手伝いします。全力で。

お客様に対して一番思うのは
みなさん、頑張りすぎです。肩に力入れすぎです。
眉間にしわ寄せすぎですよ。

lia Styleでは、頑張るのは僕たちの役割です。
お客様は、住まいづくりを思いっきり楽しんでください。
ご家族にとって最大で最高の想い出になってほしい。
お客様も僕たちも、みんなで楽しく創った住まいは
きっとそれだけで良くなるはずなのです。

これも、僕たちが考える理想の住まいづくりの形ですね。

ずーーーーーーーっと
違和感を抱えていたので、何だかスッキリしました。

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■床に座り、大きなちゃぶ台が設置されたWORKS(施工事例)11Model【紡ぐ住まい】
https://liastyle.jp/works/model11/

■床に座り、大きなちゃぶ台が設置されたWORKS(施工事例)47Model【異層の住まい】
https://liastyle.jp/works/model47/

■現在ご覧いただけるモデルハウス 住まいづくりの未来へと導くモデル 37Model【羅針盤】
https://liastyle.jp/works/model37/

■2020年8月27日、lia Styleは10周年を迎えます。
お引渡しをした住まいのコンセプトやポイント、オーナーご家族のことなど
ジブの視点で振り返る the 10th Anniversary。随時更新していきます。
https://liastyle.jp/blog/?cat=69
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それは「会話」から始まる家づくり。

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