札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

空間ボリューム

こんにちは。ジブです。

今日は、前回お伝えした「サードプレイス」の内容がよかったと
複数のオーナーからメッセージをいただきまして
その繋がりという形でブログにしたいと思います。

前回のブログは>コチラ<

今回は、空間ボリュームについて感じたことを書きます。

lia Styleでも空間のボリュームについては
色々な思いや考えもあって、お伝えしていますが
「大は小を兼ねる」より「ちょうどいいサイズ」を
ご提案したいという想いを持っていました。

僕のサードプレイスでもあるキャンプには”沼”という言葉があります。
何にハマったか、という意味ですね。

そして僕は、無類のテント好きでして・・・笑
テント沼にハマりました。

購入して1回使って「これは違う」と思って
すぐ売ってしまった幕も、いくつかあります。

「これ違う」の理由は「デザイン」「サイズ」という観点から
自分の好み、価値観とは違うと感じた結果です。

「思い込み」「機能がいい」「安い」

これらの理由をメインとして購入した幕たちは
結果として、かなり早いタイミングでサヨナラしてました。

最近は、テントを選ぶ基準が明確になってきていて
僕は「デザイン」と「サイズ」が大事なようです。

デザインついては、住宅にも関係しているので
今度、違うブログで書いてみようと思います。

「サイズ」=「空間ボリューム」

僕がテントに対して思う「空間ボリューム」で
一番気にしているのは「高さ」です。

僕は「ソロキャンプ」がメインになるので
最初、「ソロキャン用のテント」を購入しました。

高さが160cmくらい、コンパクトで評判の良いテントでした。
僕は、そのサイズ感に堪えられなかったのです。
小さい、狭い。腰が痛い。それが最初のイメージ。

その次に購入したのは高さは最大2.5mの高さがある
ワンポールテントと呼ばれる、見た目三角形の形をしたもの。

このテントは今でも持っていて
悪天候の時に活躍してくれる幕となっています。

このテントは、上からみた形を六角形、七角形、八角形と
トランスフォームしする特徴を持っています。

高さや広さのサイズを分かっていただきたいので
メーカーのwebサイトから画像をお借りします。




ogawa webサイト「TASSO」参照
(https://www.store-campal.co.jp/products/detail.php?product_id=4215)

色々試して、バランス的に僕が良いと感じているのが七角形なのですが
真ん中で立った時の高さは問題ないけれど
デットスペースの多さ、視野的な狭さを感じてました。

そこで、ほぼ同じサイズで高さが210cm、広さ450cmの
ドーム型というテントを次に購入しました。
高さも、デットスペースもなくなり、狭さを感じないだろうと。

結果、広すぎるんですよ(笑)
どんなに多めに荷物を置いたり、ギアを並べてもスカスカで
けど、ゆっくり座ったままで色々なモノに手が届く距離感を保ちたいので
荷物は必然的に中央付近に集まり・・・。

あまりにスカスカで幕内の写真を撮る発想にもなりませんでした。

確かに余裕はありました。ゆとり、あります。
けど、そのゆとりが豊かさとなるか?と考えるとそうは思えませんでした。

改めて「大は小を兼ねる」けど
「大で丁度よさは生まれない」ことを体感しました。

デザインが好きなので、このテントはよく張りますけど
空間ボリュームが大きすぎて、設営もそこそこ大変なのと
暖房効率も悪いので、寒くなると使わない幕なのも事実。

これは、住まいに直結する話だと感じましたね。

その後、色々と買いながら・・・
冬用の幕として、最低限の高さを保ちながら空間ボリュームが小さくて
薪ストーブの煙突が通せるものとして買ったのが

この幕になるのですが、サイズは高さ185cm、広さが350cm。
薪ストーブの位置が確定されるのもあり、レイアウト的にはかなり限定され

きっと高さや広さが、あともう20~30cmあると
理想的なんだよな~と思いながら、そんな幕もなく・・・

テントをオーダーで全てを自由に作れたら!と一瞬思うけど
サイズで追っても、カタチなどによって感覚が変わるのも体感済み。

結果「ちょうどいい」って本当に難しい。

既製品として全てが確定しているテントにおいて
自分にピッタリの空間ボリュームをもつ幕との出会いは無いのかもしれないですね。

そう考えると
俗にいう注文住宅は、確かに自由に造れるので
何となくのイメージで、広く部屋をとれば問題ないという
流れになりやすい傾向はあると思います。

ただ実際には
面積を広くしたことで使い勝手が悪くなったり
こんなに広くしなくても良かったという感想や
イニシャルコストやランニングコストの面など
デメリットになりうる要素があるのも事実だと思います。

逆に、帖数的には広さが少し狭かったとしても
窓のヌケや天井の高さの変化などで
体感として狭く感じないことを創れると
僕は、ノムラが創る空間を見て、体感して信じているのも事実です。

きっとlia Styleの住まいづくりは
普通では難しい、「ちょうどよい」とは何か?ということに
お客さま毎に向き合い、追求している感覚なのかもしれないです。

そもそもちょうどいいって何だ?という疑問も生まれるかもしれない。
それにも向き合って、ご家族にとって最良な住まいをご提案したいと考えています。

そのため「その場所で何をやるのか、それに必要なボリュームは?」という
会話が積み重ねられ、形にしていくというlia Styleの打合せの流れになっています。

この「ちょうどいい」という感覚は様々な要素によって変わるので
お客さまが、自分でちょうどいい空間ボリュームを確立するのは、難しいと思います。

難しいから、広さという分かりやすい言葉で表現されているのかもしれません。

その難しいを、空間として表現するのがlia Styleの役割なのかなと思っています。

空間ボリュームについて
共通言語のように分かりやすい、帖数だけで語る、造るのは違うとは思っていて
その想いをお伝えするために、帖数での家づくりに問題提起をしてきたつもりだけど
とは言え、広さも大切な要素ということを、テントで実感していることもあり

空間ボリュームについて、何か違う表現方法はないのかと
この半年くらい模索しています。

まぁ最終的には、広さとかではなく、気持ちいいかどうかだけと
言いたくなってしまう気持ちが強いのは気が付いています(笑)

そうなると、やはりlia Styleの空間を体感してもらうのが一番分かりやすくて
モデルにも来てほしいし、例えば次の64Modelのオープンハウスも来てほしいし

コロナやインフルエンザの状況を見て…となりますが
昔のようにオーナーに協力いただいて
オーナーの住まいを体感させてもらうとかも、復活したいなぁと
何となく思い始めています。

キャンプは気持ちいいのは事実ですが
仕事に置き換えられるところもあり、毎回新鮮な気持ちになります。

それも「サードプレイス」効果ですかね?

では。

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■お知らせ
3月9日(土)、8日(日)に64ModelオーナーFさまのご厚意でオープンハウスを開催いたします。
詳細については来週、お伝えさせていただきます。
ぜひご来場ください!

■次回、オープンハウス予定の64Modelの模型やコンセプトなど確認できます!
https://liastyle.jp/blog/category/lia-style-64/

■YouTubeチャンネルもぜひご覧ください!
https://liastyle.jp/blog/youtube

■現在ご覧いただけるモデルハウス 住まいづくりの未来へと導くモデル 37Model【羅針盤】
https://liastyle.jp/works/model37/
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それは「会話」から始まる家づくり。

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