札幌のデザイン注文住宅|lia Style(リアスタイル)

土地の探し方(最初が大事編)

こんにちは。ジブですm(__)m

今日は土地の探し方についての第二弾。
前回のブログは>コチラ<

土地を探している方などとお話するとき・・・
lia Styleの前に住宅建築の営業だったときは絶対、
lia Styleのプロデューサーとしてからは一応、
お客様に聞くフレーズがありますね。

「どの辺りの土地をお探しですかー?」

めちゃくちゃシンプルですね(笑)
けど、こう聞くと大きく分けて2タイプの答えが返ってきます。

「○○○の辺りで探してます。」

と学区だったり、地下鉄徒歩圏だったり、探しているエリアが明確だという答えと

「どの辺りが良いか悩んでるんですよね。」

と明確なエリアがないという答えが返ってくることが多いと思います。

けど、詳しく話をしていくと「どこが良いか悩んでいる」と答えた方も
多くは「この辺りが良いよな・・・」っていうのは結構あって
お客様が決めているエリア、もしくは有力候補になっているエリアの土地を
ご自身でも探しながら、建築会社や不動産会社に土地探索を依頼されていると思います。

ジブも昔は、エリアを聞いたらすぐその土地を探していました。
そして、いっぱい資料を持ってお客様に「どうですか!気に入ったのないですか!」と
聞いていたと思います。

これ自体は全然、普通だと思うし何の問題もないと思うのですが
lia Styleは「会話から始まる家づくり」がブランドコピーでもあり
”既成概念に捉われない=当たり前を疑って考える”とも思っているので
全員ではないけれど、この最初の話を少し違うようなお話をするようにしています。

例えば・・・
地下鉄徒歩圏で土地を探している人と話してて
その方がlia Styleのプロジェクトの事例でロケーションの良い物件を
気に入っているって話があったとして

その時は、その方の土地に求める要素、豊かさが何かを明確になるようなことを
話してみたいと思っていて

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この窓から見えるものが何だったら・・・
「あぁ家を建てて良かったな」とか幸せな気持ちになりますかね?
なんて聞いてみたりします。

もちろん、この会話が成立しない方もいます(笑)
それも含め会話だし、僕の目の前にいるお客様のことを知る情報になるので。

地下鉄徒歩圏を探している人がいたとして・・・
と前置きをしましたが、この要望が一番分かりやすいですよね(笑)

・・・って質問をして、地下鉄徒歩圏で面積が小さくても良いって言ってる人が

「ロケーション(樹)をみたい」とか
「子供が庭で走っている姿がみたい」とか

答えてくれたりするんです。

ロケーションってなったら・・・
地下鉄徒歩圏でロケーションが良い土地がないとは言わないですが
まぁ無いし高いしドキドキしちゃいますよね(笑)

子供が走っている~ってなったら・・・
実際にこの話をよくする03Modelの土地は小さくて、カースペースの関係もあり
家族団らんの間となるメインな空間は2階です。
地下鉄徒歩圏で小さな土地に建てたときにほとんどが同じような配置になると思うけど
そうしたら”子供が走り回っているのをみる”ことなんてできないですよね。

だって走り回る地べたがないんだもん。
小さな土地でも良いっていうこと自体を疑わないとだめで
走り回れるほどの土地の大きさが必要になっちゃうかもしれません。

けど、この会話だけでも土地を十分探すだけの情報になると思いませんか?
ロケーションがみたかったら、ロケーションの良いところを探すだけだし
走り回れるほどの土地を探すとしたら、少し郊外の方が探しやすいのも事実だし。

土地の場所にフォーカスしてスペックだけを追い求めた結果
ちょっと視点をかえて、自分が住む家のちょっと幸せに感じる窓から見えるモノは何か?て
想像をしてもらうだけで、自分が良いと思って探していた土地のエリアや条件と
想像をしてちょっと心がほっこりしたイメージとが一致しないことが本当にあります。

このように今までの考えて、想像したイメージが違う場合は
まずそのギャップを理解したうえで、その他の通勤や通学、買物などを総合的にみて
どちらの豊かさを選択するかを話していくという流れになりますかね。

結果として、地下鉄徒歩圏なのか、違う要素を求めるかはどっちでも良いんです。
けど、そのプロセスを大切にすることで「その場所に家族と住む理由」が明確になるじゃないですか・

僕は、土地探しで一番最初に大事にすることは
「その場所に家族が住む理由」を明確にすることだと思ってます。

その理由が明確になるだけで、空間構築も変わります。
だって、その場所に住む空間を創るということは、
その場所に住むのに明確にした理由を実現するために僕らは存在するわけで
「家ってなんか良いよね」って、ふとつぶやいちゃうような住まいを
一緒に会話をしながら、楽しみながら住まいづくりをするだけだから。

今日の「この窓からみえるもの~」は全員に当てはなるわけではないし
賛否もあるのかもしれません。
また、僕は会話をしながら、思ったこと感じたことを話すので
この質問とは違う内容のことからお客様と会話を重ねていくことも多いです。

最終的には、フィーリング・気分・感覚っていうしかないです(笑)
良いも悪いもなく、ただお互いに言いたい事を言える関係を構築できたなら
色々な会話ができて、色々な可能性が広がって
「家族が一緒に、その場所にすむ理由(意味)」の最良の答えに出会えるのではないかな。

僕はそう考えています。

今、頭に思い描いている”自分の理想の土地の条件”を
少し疑ってみて、違う視点や違う言葉から
自分の暮らしを想像したりしてみるだけで見える世界が変わるかもしれません。

言いたい事を文章にするのは難しくて
このブログも結局、僕が言いたいことの半分くらいしか書けてない感覚で
納得いかないのだけど、これ以上、書きようもないので
もしご興味のある方は03Modelに来て、ジブと話しましょう(笑)

では。

 
 

それは「会話」から始まる家づくり。

それは「会話」から始まる家づくり。